【筆ペンで気軽に水墨画5】年賀状やポチ袋に墨色の絵を添えて。水墨画で魅せるおたよりアイデア集
日本のみならず、近年は海外でも人気が高まっている水墨画。「奥が深くて難しそう」と感じる人でも大丈夫です。肩ひじ張らず気軽に取り組める「筆ペン水墨画」の愉しみを教えます(画◎小林東雲 構成◎浦上泰栄 撮影◎本社・武田裕介) 縁起物「松・竹・梅」には筆遣いの大事な技法が凝縮! * * * * * * * ◆水墨画で魅せるおたよりアイデア集 年賀状やポチ袋に墨色の絵を添えて、まごころや想いを伝えましょう。絵の具やカラー筆ペンで色彩を加えれば、いっそう華やかに。小林さんの作品を参考にしながら、手描きのおたよりに挑戦! 【年賀状】 新年の初めに配達される年賀状には、その年の干支や宝船など、よい運気を感じる縁起物を描いて、めでたさを相手に届ける 【干支絵馬モチーフ】 【松に白蛇モチーフ】 【宝船モチーフ】
【お礼状】 お礼状のポイントは、文字と墨絵のバランス。文字に添えるバラの花は一輪に絞り、余白を活かして感謝の言葉を目立たせる 【ぽち袋・のし袋】 カラフルな水引や、金運アップの小槌など、オリジナルの墨絵を描き、市販ののし袋とは一味違うものに
【季節の挨拶状】 ひなまつりの雛人形や端午の節句の兜など、年中行事の主役を題材に描くと季節感が増して、読むのが楽しくなる ワンポイント!:消しゴムの「落款印」でサインを入れよう 作品の最後を締めくくる形で自分の名前を署名・押印することを「落款(らっかん)」と呼ぶ。墨一色の中に朱肉をつけた落款の赤い文字が一つだけあると、作品全体がグッと引き締まる。印鑑をつくらなくても、消しゴムに名前やイニシャルを彫って使ってもOK 【旅先からの絵葉書】 墨も硯(すずり)も必要ない筆ペンは携行性に優れ、旅先でも活躍。景色をしっかり見てスケッチすれば旅の思い出がより深く心に刻まれる (構成=浦上泰栄、撮影=本社・武田裕介)
小林東雲