小池都知事が定例会見3月18日(全文1)4月24日までリバウンド警戒期間に
アプリでの投稿は24時間いつでも可
小池:ということで、今もありましたようにアプリでの投稿については24時間いつでも可能でございます。都民の皆さんから通報を受けて、きめの細かな道路管理を行う。これによって安全性をさらに高めて安心・快適な道路を提供してまいります。道路上の落ち葉とかごみを片付けるなど自主的に美化活動を行っておられる方々、もうあちこちで本当に活動しておられますが、その成果についても写真で投稿していただいて、こんなにきれいになりましたよということを伝えていただいて、皆さんにそれもお知らせする、シェアできるかと思います。こちらも積極的に活用していただいて、市民・都民協働の輪を広げていく。アプリのほう、こちらからダウンロードできますので、この道路通報システム、ぜひご活用いただきたいと存じます。 ちょうどおととい福島沖での震度6の地震が起こって、あちこち道が、残念ながら損傷が起きているという状況ではございますけれども、あらためて被災された方々にお悔やみ、お見舞いを申し上げると同時に、例えばこういうアプリなどでもって、ここが大変なことになっていますなどの通知があれば、全部見回りをする時間が軽減されて、短縮されることは、そういった場合も有効に使えるのではないかなと思った次第であります。今日お伝えするのはこの3点でございました。それでは代表が、今日は共同通信、伊藤さんですね。 共同通信:はい。 小池:ではお返しします。 共同通信:ありがとうございました。 小池:どうぞ。伊藤さん、どうぞ。
災害時の課題と対策を伺いたい
共同通信:それでは幹事社の共同通信のほうから、まとめて2点お伺いします。1点目は、宮城と福島で震度6強を観測したおとといの地震についてです。東京では最大で震度4を観測して最大で70万戸停電したほか、新幹線や在来線が運転を見合わせました。幸い人的被害など大きな被害はありませんでしたけれども、発生時間帯によっては多くの帰宅困難者が出るなど大混乱が想定されます。あらためて都として、災害時の課題はどのようなものがあって、それに対してどういう対策を取られているのかについて伺えればと思います。2点目。 小池:はい、どうぞ。 共同通信:新型コロナのリバウンド警戒期間についてお尋ねします。東京都が設定したリバウンド警戒期間ですが、都民や事業者に対してこれまでのような営業制限などはかけずに感染防止対策への協力をお願いしていくという形になるわけですけれども、今後、重症病床の使用率ですとか一般病床の逼迫度合い、これがもしどういう数値になった場合にはあらためて、まん延防止措置の適用を要請せざるを得ないんだと、そういうふうな、都として次に制限を強化するに当たっての指標のようなものを明確に示すようなお考えはありますでしょうか。以上2点です。よろしくお願いします。 小池:まず1点目でございます。福島沖地震による帰宅困難であったり、それから停電等の対策についてのお尋ねだったかと思います。まず帰宅困難者がどうだったかということについては、JRの各線など運転の見合わせがあったことから、東京都の防災Twitterで適宜、運転状況の情報も発信をずっとしておりました。それから発生後1時間ほどで、それぞれの都内の、順次、運転が再開されたということもありまして、基本的には顕著な滞留、帰宅困難者の滞留は、今回は確認されなかったと思います。 ただ、災害というのはそのときの規模や被害の状況、それから発生時刻というのが、これが大きいんですね、いつどうなるかによって違います。また、季節などによっても帰宅困難になった方々への対応というのは変わってきます。要は状況に応じた適切な帰宅困難者等の安全の確保のために必要な連携を各地元自治体等とも強化していくということ。 それから新たに事業所防災リーダーというのを決めていただいて、都と企業とのつながりを生かしていくということも、いっそうの災害対応力の向上につながるのではないかと思います。それから基本的に、時間帯、発生の時間帯にもよりますけれども、みんなが一斉に帰宅をすることによる、それによっての帰宅困難者が出てくるとか、別の意味でね。