2025年「日本企業が直面する」3つの“本質的問題”はこれだ ビジネス現場で増える「厄介な問題」…解決法は?
また、「面白い!」と感じるアイデアが生まれたのなら、「さっさとやってみればいい」というフットワークの軽さ、柔軟性、いい意味での「いい加減さ」も必要である。 4. テクノロジーの力を借りる 「新たなテクノロジー」を賢く使うことが現場力の強化につながるのは間違いない。 たとえば、複雑性を管理するためのデータ分析やAI技術を活用し、問題を体系的に整理して対応すれば、「厄介な問題」の解決の鍵となる。企業経営において、とりわけ「厄介な問題」で苦しむ現場にとって、テクノロジーはまさに「救世主」だ。
現場力とテクノロジーの親和性はきわめて高く、現場にとってテクノロジーは、「強い味方」なのである。 ■変化にさらされている現場自らが、問題解決に取り組む 問題解決をするには当然、解決策を生み出すための思考法が必要である。 表層的な症状に振り回されることなく、その問題点が発生しているメカニズムを構造的に理解し、根本的な解決を志向しなければならない。 目まぐるしく変化が起きつづけるいまだからこそ、変化にさらされている現場自らが問題解決に取り組む必要がある。
しかし、「問題の厄介さ」を考えると、周りの協力を得ながら、あらゆるリソースを駆使して突破口を開いていくことが求められる。 *この記事の続き:2025年「2つの思考法」が“問題解決できる人”の鍵になる
遠藤 功 :シナ・コーポレーション代表取締役