小池都知事が定例会見8月13日(全文2)五輪の成功を必ずパラ大会につなげる
都政の構造改革についても加速
4つ目、「Green」。身近な緑を創出するウォーカブル、歩ける、歩いて楽しむ、そういうまちづくり。自然災害や感染症に強い都市づくりをさらに進めるということ。 5つが環境で、脱炭素、「Zero Emission」でありますけれども、欧米、今欧米を中心に脱炭素大競争時代に入っているんですね。この潮流を読んで、住宅やオフィスの脱炭素化、サーキュラーエコノミーの実践など、カーボンハーフの実現に向けた取り組みの加速。 6つ目が「Legacy of Tokyo 2020」でありまして、これはオリパラを契機に多様性を圧倒的に高めるなど、大会の成果を都市のレガシーへと発展させていく、『未来の東京』のそれを基本にすると申しているものであります。 東京、『未来の東京』への取り組みを支える都政の構造改革についても加速をしてまいります。これは昨年8月に改革に着手をした1年ですけれども、これですでに効果は出てます。FAXレスは94.8%まで削減ができました。それから、「シン・トセイ」ポータルサイトをつくって、今、進捗状況がどうなっているのかというのが、それこそ見える化であります。取り組み、着実に前進しています。 こうした改革の現在地を職員と共有する。それからデジタルサービス局ができておりますけれども、未来型オフィスの雛型がそこにあるのを、それを全庁展開していく。全ての行政手続きのデジタル化ですね。これなど、改革をさらにスピードアップさせる「シン・トセイ加速化方針」を策定しております。この方針に基づいて職員一丸となって都政のQoS、Quality of Service、都民にとってのサービスですね。それを向上、さらに進めていくということです。 『未来の東京』の実現に向けまして、年度内を目途に政策のバージョンアップとともに新都政を加速。そして令和4年度に向けた予算と、組織体制の編成を一体となって進めてまいります。この令和4年度予算のほうですけれども、感染症の脅威など大きな危機を克服して、サステナブル・リカバリーを実現するための施策展開などに積極果敢に取り組んでいきたいと考えています。 そして、事業の見直しや再構築、いっそう強化していかなければならない。そのためには、ずっとこれまでの施策、そのままにするのではなくて、新陳代謝を促進して、そしてまたマイナスシーリングの仕組みをブラッシュアップもし、各局の予算見積もりの段階から無駄を省く取り組みを強化してまいります。