小池都知事「人流5割減を」 旅行、帰省の中止など呼び掛け
東京都は12日、都内の新型コロナウイルスの「感染状況」や「医療提供体制」を専門家らが分析・評価する「モニタリング会議」を開いた。会議に記者団の取材に応じた小池百合子知事は、ウイルスの感染主体が感染力が強いとされるデルタ株に置き換わった、との報告などを受けたことを説明した後、都民に対し夏季休暇中の帰省・旅行の中止や人流の5割削減に協力を求めた。 【動画】東京都がモニタリング会議 感染急増「制御不能な状況」
小池知事は「デルタ株は大変な脅威。デルタ株の感染リスクが強いことから、改めて基本に立ち返る必要がある。人と人の接触の機会を減らすということも重要だし、マスクの付け方をとってみても(大事だ)。当たり前と思っていても相手がより強くなっている。基本の基本に戻ってお願いしたい。都民のみなさま方にはくれぐれも不要不急の外出自粛をお願いする」と語った。 さらに、東京都に3回目の緊急事態宣言が発出されていた今春のゴールデンウィーク期間中の人流レベル減らす必要があることを強調。「例えば、毎日買い物に行く人は3日に1回程度に減らす。(買い物に行く際にも)一家総出ではなく、短時間・少人数で、済ませいただきたい。それによって総体としての人流が減っていく。人と人との接触をいかに減らしていくのかが感染防止につながっていく。人流5割削減ということをこの間徹底してお願いする」と呼び掛けた。