小池都知事が定例会見8月13日(全文2)五輪の成功を必ずパラ大会につなげる
東京都の小池百合子知事は13日午後、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事が定例会見(2021年8月13日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事が定例会見(2021年8月13日) ◇ ◇
熱中症で搬送された人のうち約4割が自宅で発症
小池:長くなりましたけれども、豪雨の被害もコロナの被害も同じ災害だということです。見えるか見えないかの違いだけです。今のウイルスのこの強さが目に見えるんだということは、意識を変える、意識の変化以外に方法はありません。それらのことを強く訴えを、今日させていただきました。 それからもう1つ、救急車が非常に、救急車の音が、サイレンがあちこちで聞こえるのは大変、そのたんびに私自身、肝を冷やす思いでありますけれども、温度のほうは、暑さがこの間、続いてきたわけですね。若干今日からしばらく雨のようでありますから、少しは抑えられるのかもしれませんけれども、この暑さによって極めて危険な状況であることには変わりありません。東京消防庁が速報値で出しているのが、8月の1日からきのうまでですけれども、熱中症で救急搬送された方が合わせますと829人になりました。東京消防庁のほうでは救急隊の出場状況に応じまして、臨時に救急隊を増やすなどして対応しているところです。 熱中症で搬送された方のうち約4割、38%が自宅で発症されておられます。自宅でお過ごしの場合、これも何度も申し上げてますけれども、こまめに水分を補給することや、エアコン、扇風機など適切に活用してください。
室内の風通しもよくしておく
ご高齢の方には、エアコンはどうも自分には合わんと言っておられる方もいらっしゃるかと思いますけれども、どうぞ、そこは間接的にエアコンを使うとか、つまり隣の部屋のエアコンをつけていくとか、いろんな工夫があります。扇風機も直接当たるのではなくて1回飛ばすとか、いろんな工夫がありますので、それらをお子さんや、またお孫さんが、おじいちゃん、こうしたほうがいいよっていうようなことをぜひ教えてあげていただきたい。またそのようなことで身を守っていただきたいと思います。 それに加えて感染症が今あるわけで、そのためにはエアコンの効きが悪くなるとお考えになるかもしれませんけれども、換気、窓をちょっと開けるなどして、室内の風通しもよくしておく。このことも同時に心掛けていただきたい。 それから病院に行く、これはかかったほうがいいのかな、どうかな、救急車呼ぶ必要があるかな、どうかなと迷う方がいらっしゃいます。そのときには直接119をかけるのではなく、#7119という東京消防庁救急相談センターがあります。#7119です。ぜひこちらを利用していただきたいと思います。 あと今日、2つお伝えしたいことがありますが、まずコロナとの闘い、これを早く片付けたいとみんな思ってますけれども、さらに東京、未来に向けてさまざまな重点政策を今、準備をして備えておりますので、その点、「重点政策方針」についてお知らせしておきます。 先日、日本中に多くの夢、そして感動を届けてくれたオリンピックですけれども、やり遂げる、閉会をしたわけでありまして、24日からは、次はパラリンピックがスタートいたします。都として今後、この大会の成果について、レガシーとして発展をさせて『未来の東京』実現への歩みをいよいよ本格的に進める新たなステージに入るわけです。 都としまして現在、「『未来の東京』戦略」の取り組みを進めているところですが、この新型コロナとの厳しい闘いの中でも東京が抱える課題に処方箋を示す、そして来年度に向けまして政策をバージョンアップするために「重点政策方針2021」を定めたところであります。 新型コロナの闘いが長期化する中で、孤独や孤立の問題など、新たな課題も顕在化しております。またワクチン接種が進んでいる国ではもうすでにポストコロナを見据えて経済活動が拡大していたりするんですけれども、そういう中でデジタルとグリーンを、ここを成長分野として、そして世界の都市間競争がますます激化するという流れになっている。