高級魚ノドグロは丁寧なシャクりで!富山湾のアカムツは『手頃&軽量』タックルがキモ
富山のアカムツは水深100m前後から150mで釣れて、使うメタルジグも一般的なアカムツジギングの約半分の130gでOK! 「どこよりも簡単にアカムツが楽しめて、釣れる可能性が高い。アカムツジギングをやったことがない人は、ぜひ富山の海で挑戦してください」と清水さんは猛プッシュ! ここでは富山のアカムツに有効なメタルジグ、ソルティガ・ジャイブチョッパー(DAIWA)の使い方と、当地の実釣にベストかつ入門にも最適なタックルセッティングを解説いただいた。 【画像】「アカムツはフォールでバイトすることが多い」リアフックがかかっているのはその証拠
富山アカムツジギングは喰わせるシャクリと寄せるシャクリを使い分ける!
アカムツはバタバタ動くメタルジグを嫌う。しかもレンジは底から1mをキープ。そのためにはボトムがかけ上がり、かけ下がりでも傾斜に合わせて細かく底をとる。これがアカムツジギングの基本中の基本だ。 清水「ジャイブチョッパーはリアバランスで、フォールはテールからスッとブレずに落ちる。アカムツはフォールに反応しやすいから、いかに底から1mをしっかりキープしてフォールで喰わせられるか。そのためにはサオを丁寧に振ってシャクります。これが喰わせるシャクリ」 清水「もう一つやるシャクり方が寄せるシャクリ。ちょっと強めに5、6回シャクったら落とす。アカムツが離れたところにいても、何か落ちてきたぞと興味を持つ。ジグが着底して砂煙が立てば、何か居るなとアピールなる。アカムツにジグの存在を気づかせるのも大切で、たまにバーッと20~30m巻き上げてクラッチを切って落とし直すということもします。色々な見せ方でアカムツにジグに興味を持たせることが大事です」
シャクリ後はゼロテンションフォール! ジグを暴れさせず、フォール中のアタリを確実にキャッチ
清水さんの釣りを見ていると、シャクった後のサオさばきも非常に繊細。 清水「フォールはフリーではなくゼロテンションです。ラインが張るか張らないか、あるいはティップが曲がるか曲がらないか。ラインテンションはかけないけど、でも糸フケは出さない。ゼロテンションだとラインが若干引っ張られながらフォールするから、ジグをより暴れさせずに落とせます」 バタバタ動くジグを嫌うまさにアカムツ向きのフォールだ。 清水「たまにはフリーフォールも入れるけど、基本はゼロテンション。ラインスラックがないからフォール中のアタリもとりやすいです」 シャクリ後はサオ先を送り込んだり、クラッチを切ってサミングしながらラインを出し、糸フケを出さずにゼロテンションフォール。メタルジグがラインを引っ張るからフォール姿勢が安定し、フォール中のアタリも取りやすくなる。