「お好み焼き」と「ピッツア」は遠距離恋愛関係!? 凄い共通点と驚きがあるんだ!
お好みソースを初めて口にした時、その「甘み」に驚いた
お好み焼きとピッツァの共通点はほかにもある。お店で食べるだけではなく、家庭で作ることもあるのはまったく一緒なんだ! お好み焼きを家庭で作る時は、家にある余り物や好みの食材を好きなだけ入れて、自分にピッタリなものを作るよね。ピッツァも同じで、シンプルに食べたい具を乗せているから同じような感覚になっちゃう。何度も言うけど、パイナップルだけ、ダメよ? 外国人から見ると、お好み焼きの驚きは味付けにもある。テーブルにソースや青海苔があって、お好みでかけて食べると若干味が変わる。一口ごとにパーリーが始まっているような感覚を感じているのは、僕だけ? さらに、専用のお好みソースを初めて口にした時、その「甘み」に驚いた。デザート用のソースかと思ったほどだよ。甘みをデザート以外の料理に加えるなんて、イタリアでは考えられない。日本は甘みをいろんな料理に出して活かしていて、ほとんどの外国人は最初にまず驚くだろう。少しずつ慣れていって、どんどんその甘さの虜になっていくんだ。 日本で多くの外国人が喜んだ結果、お好み焼きは世界中に広がっている。その理由は「手軽でおいしい」「好きな具材で簡単に作れる」「野菜がたくさん食べられる」ということだ。こだわりが強めなイタリア人も喜んでいるのは、相当な出来事だよ! 好きなトッピングも乗せられるから、ますます好きになっちゃう。
お好み焼きを食べる楽しさは「ニッポン」を感じること
お好み焼きとピッツァの共通点はまだまだある。それは「お酒を飲みたくなる」こと! 意外なマリアージュかもしれないけど、使うソースには甘みがあって具のバリエーションも豊富だから、日本酒だけではなくワインも合うんだ。イタリアでは料理とワインのマリアージュを考える時に、色や味の似ているもの同士を組み合わせて最適なペアリングにすることがある。お好み焼きもそう。食材やトッピング、ソースなどに合うお酒は、無限の組み合わせが生まれるだろう。 お好み焼きを食べる楽しさは、間違いなく「ニッポン」を感じることだ。日本料理の魅力は、特別な食材を使わずに、日々手に入る一般的な食材を組み合わせることで生み出されているところ。お好み焼きの例でも分かるように、キャベツや卵、小麦粉といった基本的な食材を組み合わせて調理することで、驚くほど美味しい料理が生まれている。さまざま種類のお酒とも合う。日本のアレンジ力は、世界一素晴らしいと思わない? 外国人は日本料理を通して、よく知られた食材の新しい可能性を発見できる。同じ食材でも、調理方法やアレンジ次第でまったく違った魅力が引き出されるんだ!