箱根駅伝7位の早大 “臙脂”のルーキーが中距離で躍動 3年間瀬田は5000mを制す【東京六大学陸上】
ルーキーの活躍に先輩も続く 5000mでは3年の間瀬田純平がV
ルーキーの活躍に先輩も黙ってはいません。男子5000mで圧巻の走りを見せたのは、3年生の間瀬田純平選手です。 1年時、2年時と箱根駅伝の1区を走っている間瀬田選手は、下級生の頃は中距離を主戦場としていました。昨年の東京六大学対校陸上では1500mで優勝していますが、今年は5000mで優勝を狙いました。 「冬季はウエイトトレーニングをしっかりやるようにし体作りに重点を置きました。あと、今シーズンからは5000m、1万mに挑戦するので、長い距離も走れるようにちゃんと距離を踏みました」 序盤は2番手に付け、途中では先頭に立つ場面もありました。残り2周を前にスパートした秋吉拓真選手(東京大学3年)に一時は50m近い大差を付けられましたが、間瀬田選手は冷静でした。 「あまり焦りはなくて、冷静に差を詰めていけば、ラスト1周で絶対に行けるって思っていました」 こう話すように、中距離で培ったスピードを炸裂させ、ラスト1周を切って秋吉選手を猛追。残り100mで逆転し、優勝のフィニッシュテープを切りました。記録も13分55秒61と、これまでの自己記録を0秒22上回る自己ベストでした。「シーズン最初の5000mで自己ベストで走れたのは、(新年度の)入りとして良い感じでした」と好感触を得て、新シーズンに臨みます。 勢いのあるルーキーに加え、上級生もさらなる進化を見せており、今季の早稲田大学は目の離せないチームになっていきそうです。