大阪府・吉村知事が定例会見2月9日(全文3)SNSを使った情報収集は非常に重要
大阪府の吉村洋文知事は9日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「岸田総理と会談、国の支援で臨時医療施設を設置」大阪府・吉村知事が会見(2022年2月9日)」に対応しております。 【動画】「岸田総理と会談、国の支援で臨時医療施設を設置」大阪府・吉村知事が会見(2022年2月9日) ◇ ◇
重たい方については病院で対応
吉村:まずはやはり病院で治療を受けて比較的状態が安定した高齢者の方が対象になると思っています。酸素が必要な方はもちろんもう病院で治療受けてますけど、酸素が必要じゃない方もたくさんいらっしゃいますので、そういった意味では、そもそも酸素が必要でない、治療も受けられた、症状が安定してる方については、こちらで対応すると、転院をお願いするということが出てくると思います。重たい方については病院で対応するということです。 年齢についても、高齢者の方もこちらで入っていただくということにしていますし、車椅子程度の生活自立であれば、こちらで対応できるというふうに思っています。完全介護の方はちょっと難しい。そのレベルになってくると思います。 司会:では、読売新聞。 吉村:ただ、完全介護の方っていうのは、もともと高齢者施設があったはずなので、その高齢者施設に戻っていただくということも、これからはお願いするケースが増えてくると思います。
臨時医療施設は国からの提案か
読売新聞:すいません、読売新聞の太田です。今回、臨時医療施設の発表事項にもありましたけども、今回のこの臨時医療施設の枠組みっていうのは、これは国からの提案があったものなのか、それとも大阪府からの提案があったものなんでしょうか。 吉村:これは当初、事務方からありましたけれども、東京と大阪で臨時の医療施設を、東京、大阪と協力しながら設置をしたいという、国が、話がありました。これは僕自身も、それはぜひやっていきたいというふうに思っていますので、そこでまず合意をして、そして事務的に詰めてきて今日に至ったということです。 読売新聞:あと、細かいところの確認なんですが、この発表事項にあるスマイルホテル新大阪なんですけども、これは大阪府のほうが指定をしたという理解でよろしいんでしょうか。 吉村:そうです。もともと200床あるホテルなんですけども、じゃあ、なんで200室じゃないんだということですけども、200室のうち50室については、多くの医療従事者の方がいらっしゃいますから、仮眠室とかいろんなこの部屋、待機室とかっていうのを確保するということで、このホテルにいたしました。このスマイルホテル新大阪はそもそも医療型ホテルでも使ってないホテルでもありますし、さまざまな条件を踏まえると、ここは適切だろうという判断をしましたので、大阪府で使ってる宿泊療養施設のうちこのホテルを、規模感も含めてここにしたということです。 読売新聞:あと冒頭、知事のほうからお話ありましたけども、岸田総理のほうに高齢者施設での治療薬の融通を要請されたっていうことなんですけども、その理由についてあらためてお願いします。 吉村:高齢者施設でどういうことが起きているかっていうと、やはり往診に行ったとき、できるだけ早く往診に行く、そして往診に行ったときに抗体の治療薬をできるだけ多くの人に投与する、あるいは飲み薬を投与するということが重要です。そのときに2つ問題点があって、1つについては、このコロナの抗体治療薬、それから飲み薬については疑似症患者には利用してはならないとなってます。それを撤廃してくれというお願いをしました。疑似症患者、つまり検査して陽性というのが判明しない限りは、これは使ってはならないというルールが厚労省にあります。これを撤廃してくださいというお願いをしました。