大阪・通天閣で「福豆配り」恒例の豆まきやめ置いて渡す形に
大阪を代表する観光スポットで国の登録有形文化財の「通天閣」で1日、節分福豆配りが行われた。 【写真特集】大阪モデル「赤信号」通天閣と太陽の塔が赤く周知点灯に協力
大阪の繁栄と幸福を祈願
通天閣では「大阪府民・大阪市民の繁栄と幸福を祈願する」というテーマを掲げ、毎年2月1日に「通天閣の節分豆まき」を開催。「ひと足早い豆まき」として大阪では親しまれている行事となっている。 66回目となる今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、昨年に続いて正面玄関前で多くの人が集まってゲストが豆をまくスタイルをやめ、関係者がテーブルの上に福豆を置いて渡す「非接触」の福豆配りを開催。約1000袋の福豆が用意されたが、配り始めてから約20分後にはすべてなくなった。
通天閣社長「来年こそは華々しく節分豆まきを実施したい」
今回の福豆配り開催に、通天閣を運営する通天閣観光の高井隆光社長は「毎年各方面で活躍しておられる方をお招きしていましたが、今年はオミクロン株の拡大により中止も視野に入れていましたが、イベント要素をカットして淡々と豆配りのみ実施させていただきました」と話す。 また「地域に根付いた恒例行事なので楽しみにしておられる方も特に多く、コロナ禍ではありますが、少しでも福を届けられて良かったです。来年こそは従来通り、華々しく節分豆まきを実施したいと願っております」と力強く話していた。