大阪市・松井市長が定例会見2月16日(全文2)IRで大阪が外れる確率は非常に低いと思う
行財政改革は継続しなければ駄目
ただ、もうやっぱり行財政改革は継続しなければ駄目ですよ。もうなれ合い、もたれ合いの、過去のそういう大阪市の体制に戻ったら元のもくあみになります。平松さんのころのようなことをやってたら無理です。もうこれは徹底的に、さっきも言いましたけど、今、黒字基調で来ているけど、もう申し訳ないけど職員の皆さんにもやはりまだちょっと我慢してねということで、経常収支比率93%の継続をやっていくわけです。 この間も、僕も市長になって2年目の予算編成なので、幹部職員とのそういう予算編成会議の中でも財政収支比率、これ、やっぱり95はどういうことになっても堅持するような形で運営していくべきやねという話はしました。非常に大阪市の、今、職員の皆さんももう意識がまったくこの10年変わってきてますから。僕は市民にサービスを拡充しながら黒字基調で運営できると思っています。
将来的にはかなり厳しくなるのでは
読売新聞:関連してなんですけど、特に高齢化による扶助費の問題っていうのは、2030年度になったら7000億円超えるような形での計算されてますけれども、実際この辺りは避けられない要因なのかなと思うんですが、実際こういうのが増えてくると経費が増えて、自由に使えるお金っていうのがなかなか年を増すごとに厳しくなっていくようにも見えるんですけど、そういう環境っていうのは将来的にはかなり厳しくなってくるんじゃないかと。 松井:それはもう日本全国どこでも一緒なんじゃない? もう2030年、2035年のころに扶助費が。これはみんな高齢化になるんだから。ただ、われわれはそこも見越しながら、いろいろとこれまでの行財政改革もやってきてるし、そういう言い方されたら大阪市以上にしんどくなるところ、もっとあると思う。それはもう、誰しもが高齢化になるのは避けられないんだから。ただ、そんな中においてもう将来世代に付けを回さず、どうやっていくかということを、われわれはこの10年考えて実行してきたということです。 司会:次の質問をお受けいたします。朝日新聞。 【書き起こし】大阪市・松井市長が定例会見2月16日 全文3に続く