愛知県・大村知事が定例会見4月18日(全文2完)大型連休中の県間移動時は感染防止対策の徹底を
電気代が高騰する現状をどう認識しているのか
日刊工業新聞:日刊工業新聞の【ナガハラ 00:28:44】です。ここ最近の電気代の高騰について2つお願いします。もともとの世界的なエネルギー不足に加えて、ウクライナ情勢によって電気代が高騰しています。ここ最近、中堅、中小零細の方々から、ちょっと経営を圧迫してるっていう声を聞いています。【サン***00:29:02】である愛知として、今、現状。 大村:うん? 日刊工業新聞:【サン***00:29:05】である愛知として現状をどう認識されているかですとか、そういったものを教えてください。 大村:電気代? 日刊工業新聞:はい。電気代が今、ウクライナ情勢とかで高騰していて、中堅、中小とかの経営を圧迫しているという。 大村:ちょっと聞き取りにくい。電気代と? 日刊工業新聞:電気代が高騰していて、中小企業の経営を圧迫している。 大村:ああ。電気だけでいいんですか。それとも石油がとか、そういったエネルギー全体? 日刊工業新聞:あ、電気です。 大村:電気? 日刊工業新聞:はい。 大村:電気もそうですし、やはりこの点は去年の秋から、まず石油、原油のね、原油っていうか、石油の、燃料の高騰ということでありましたので、私どもは去年の12月、ですから11月議会ですね。バス、タクシーといった車の、いわゆるガソリン使うような会社、交通事業者、それから医療機関、介護施設、障害者施設といった福祉施設の送迎のバスやタクシー、そうしたものの燃油の補助をいたしました。それからまた、漁船ですね。漁師さんの漁船の燃油の高騰分を、去年の秋から今年3月までの高騰分の補助をいたしました。
県庁各部局においてリサーチをかけている
それからまた、農家のハウスでの油をたくやつの燃油高騰に対して。それからあと海の交通事業者ですね。篠島に行くとか日間賀島に行く海上フェリーだとか伊勢湾フェリーとか、そういったものの高騰対策もやり、また、まちなかでの銭湯の油の高騰対策もやり、1年前と1年後の、この秋冬の燃油の差額分を補助ということもやりましたので、今言われた、そういう流れの中で今回、電気代が上がってるということでありますので、これは大変大きな課題になろうかと思います。 なので、燃油に続いてこうしたことについても、電気、エネルギーの高騰対策というのが、これは考えなきゃいかんことだと思いますので、1つはやはり国がどういう施策を打っていくかということですね。こういった対策についても、そこは注視をしていきたいというふうに思っておりますし、また、現実に私ども、県の施設、県や市町村の公共施設の電気代も上がってますので、その多くの施設を、いわゆる指定管理ということで民間企業に委託をしておりますから、これが、そもそももうすでに予算が、これも、まだ始まって1カ月ですからすぐなくなることはありませんが、基本、電気代が倍近くなってるというか、倍を超えてるっていうところもあるのかな。なので、そうなると年度の途中でお金が足らなくなりますのでね。そうした場合はやはり、それで県の施設が止まるなんていうことはあり得ませんので、そこを考えていかないかんというふうに思っております。 さまざまな、そうした文化会館とかスポーツ施設みたいなやつは指定管理に委託している。そこを、その事業者さんに見ろっちゅうわけにいきませんのでね。それはもう誰の責めにも帰せられない事由でのコストアップなんで、行政でしっかりそこは見てかないかんだろうということだというが1つと、もう1つはやはり県の施設、われわれ、こういうところもそうだし、警察署とか、あと学校とかね。たちまちそれは、全部足すと相当な額になりますから、それはやはり見ざるを得ないので、そこはまだ、ただまだ始まって1カ月たってませんので、今年度内。去年の3月までは既存の予算でだいたい対応できますけど、4月以降は、まだ始まって2週間ちょっとでありますから、そこはちょっと状況を注視していきたいというふうに思っておりますが、情報を注視というか、今、県庁各部局においてリサーチをかけております。かけております。