週末の感染減少「本当の減少傾向か注視」 愛知県・大村知事が会見
週末の感染減少「本当の減少傾向か注視」 愛知県・大村知事が会見
愛知県の大村秀章知事は18日、県庁で定例記者会見に臨んだ。県内の新型コロナウイルスの感染状況について「ここ数日は少し減っているが下げ止まりの状況で、今後の見通しは厳しいと考えている」と述べた。大型連休前には県民にあらためて感染対策の徹底を求めるメッセージを出す予定だという。 【動画】愛知県・大村知事が定例会見 コロナ感染状況「下げ止まり」(2022年4月18日)
入院状況など厳しく、大型連休前にメッセージも
直近の新規感染者数は15日に2531人、16日に2474人、17日に1854人で、いずれも1週間前より300人~400人ほど減少している。一方、入院者数は17日時点で535人、病床使用率は28.4%でやや増加傾向にある。 大村知事は「新規陽性者数は金・土・日の3日間で減ったが、これが本当に減少傾向なのか注視しなければいけない。感染力の強いオミクロン株のBA.2が広がっており、若い世代のワクチン接種が進んでいない中では今後の状況は厳しい」と指摘。軽症の多いオミクロン株の特性や、ワクチンの副反応の多さで接種がためらわれている状況は理解できるとしながら、「ワクチン接種をしていただかないと集団免疫の獲得が遅れていく。(県の接種会場は)予約なしでどこでも打てるので、ぜひ接種を」と呼び掛けた。 また、大型連休前には東海3県知事での共同メッセージを出す意向を表明。県をまたぐ移動や長時間の移動時は感染対策の徹底をしてもらうこと、長時間の飲食や会食は控えてもらうことなどを求める内容になるという。
「あいちプロジェクトブック2030」を発行
愛知県が2030年度までに重点的に取り組む各種政策を紹介する冊子「あいちプロジェクトブック2030」の発行についても発表。今年11月に一部オープンするジブリパークや2026年に開催予定のアジア競技大会、2027年以降に開業予定のリニア中央新幹線など、官民のプロジェクト124件を取り上げながら、愛知の魅力を広くPRする。 大村知事はフリーアナウンサーの石井亮次さん、SKE48の須田亜香里さん、BOYS AND MENの水野勝さんとの座談会で「愛知の未来について語っている」という。税込み1540円で、全国の書店やオンライン書店で19日から販売される。 (関口威人/nameken)