ワクチン後遺症相談窓口「体制を5人に増強」 名古屋・河村市長が会見
開設以来11日間で479件の相談
ワクチン後遺症相談窓口「体制を5人に増強」 名古屋・河村市長が会見
名古屋市の河村たかし市長は11日、市役所で定例記者会見に臨んだ。市が先月25日に開設した「ワクチンの長期的な副反応」に関する相談窓口には、開設以来11日間で479件の相談があり、電話を受ける看護師らの体制を当初の2人から5人に増強していると明かした。 【動画】名古屋市・河村市長が定例会見(2022年4月11日)
市長「できる限り正確に数値を出していきたい」
河村市長は「こうした相談の中で、本当にワクチンの後遺症なのかどうかなどをできる限り正確に数値を出していきたい。年齢についても、健康な子どもさんについては(ワクチン接種は)慎重にというのが通説なので、名古屋市として丁寧にフォローしていく」などと述べた。
居酒屋前で女性の肩抱く写真「お疲れさんの気持ち表した」
先週は河村市長が家族のコロナ感染で自宅待機となり、2週間ぶりの定例会見になった。 しかし8日には、河村市長が居酒屋の前で女性の肩を抱きながらピースサインをする写真を自身のツイッターに投稿。自宅待機明け早々であることや、昨年の「金メダルかじり」でセクハラ的な言動が問題視されたこともあり、批判的なコメントなどが寄せられている。 河村市長は、女性が長年経営した居酒屋の閉店を決め、地域にも貢献していたことから「長い間お疲れさん、グッドジョブという気持ち」を表したなどと説明。「(撮影時は)マスクはしていないが、しゃべってはいない。本人は喜んでおられると聞いてますけど。そういう気持ちを表したらいかんのかね」と憮然とした。 写真を見た人が不快感を抱く可能性もあることには「そういうふうに思われたとしたら申し訳ない」とした上で、「そんだけ地域でどえらい努力してきた人なんですよ。居酒屋も大変立派な地域貢献活動ですから」などと弁明した。
前副市長を維新から擁立、教育長不在には「実務に差し支えない」
夏の参院選に向けて、9日には河村市長が率いる地域政党「減税日本」の元県議で前副市長の広沢一郎氏が正式に立候補を表明した。日本維新の会の公認を得て、維新の候補として届け出る。 河村市長は維新との選挙協力体制について「減税日本と維新の議員とで20、30人の集会を積み重ねるということになる」との展望を示した。 一方、当初は広沢氏を市教育長にあてる人事を市長が提案したが、市議会で不同意となり、教育長が不在となっていることについては「教育委員会で代理を置いているので実務に差し支えはない」とした上で、人選を進めていると述べた。 いつごろまでに決定するかとの質問には「どうですかね、早い方がええですけど」と明言しなかった。 (関口威人/nameken)