大阪府が新型コロナ対策本部会議 吉村知事「緊急事態宣言の延長はやむを得ないのかなと思います」
大阪府が新型コロナ対策本部会議 吉村知事「緊急事態宣言の延長はやむを得ないのかなと思います」
大阪府は1日夜、大阪府庁で「第36回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議」を開いた。これに先立ち、大阪府の吉村洋文知事は京都府の西脇隆俊知事、兵庫県の井戸敏三知事とオンライン会議を実施。今月7日が期限となっている「緊急事態宣言」の今後の方針について協議を行い、病床のひっ迫が続いていることなどから、緊急事態宣言を延長する方向で一致。吉村知事も同会議で「緊急事態宣言の延長はやむを得ないのかなと思います」と述べた。 【中継】大阪府が新型コロナ対策会議 「宣言」延長で対応協議（2021年2月1日）
「きちんと方針を決定し、意思表示をし、そしてそれを国に伝えたい」
3府県知事の会談後に行われた大阪府の新型コロナウイルス対策本部会議。会議冒頭で吉村知事は「延長に関してですが、一部報道でも出ていますが、国があす（2日）、正式な方針を決定する方向と聞いています。宣言の対象である大阪府として、この延長についてどういう考えなのか、ここはきちんと方針を決定し、意思表示をし、そしてそれを国に伝えたいと思います。きょうはそのための会議ということにさせてもらいたいと思います」とあいさつした。
「感染者の数というのは明らかに効果が出てきていると思います」
吉村知事は、緊急事態宣言期間中に、多くの府民や事業者の協力で「感染者の数というのは明らかに効果が出てきていると思います。油断してはいけませんが、右肩下がりの状況になっているのは事実だと思います」と話していた。
病床が非常にひっ迫している状況も続いている
しかし、緊急事態宣言の延長については「これについて府としてどう考えるのか感染者数は減っているものの、病床が非常にひっ迫している状況も続いています」と説明。「そういった中で、緊急事態宣言の延長はやむを得ないのかなと思います」と述べた。 ただ「宣言は本来期限を区切って集中してやるもの」と指摘し、「延長される際はどういう状況になったら解除されるのか、またはすべきなのか。そうした明確な基準を府として決定すべきじゃないか」と述べ、この会議で判断していくとした。
京都、兵庫の知事と会議
吉村知事は、1日午後に、京都府の西脇知事、兵庫県の井戸知事とオンライン会議をしたことについてもふれ「三者一体になって方向を決定していこうということ。この状況での延長はやむを得ないのではないか、仮に延長した場合であっても、感染状況によって、地域の知事からの要請もあればその期間中の解除も検討すべしというのは合意をしたところでもあります」と話した。
