New Balance(ニューバランス)から見るFWシーズンの“スニーカー”トレンド【「冬の大本命」アウターとスニーカー】
【「冬の大本命」アウターとスニーカー】
選択肢のあまりの多さに、どれを買うべきかと迷う人も多いだろう。実はトレンドスニーカーなら、旬のファッションに合わせやすく、最新テクノロジーを体感できるものも多い。迷ったらまずはトレンドをチェックしよう! 【アスリートの運動データから導き出している「1080」の靴底の形状】
デイリーに履くパフォーマンス系、Y2K、レトロランニングに注目
絶えず変化を続ける、シューズトレンド。ニューバランス原宿 店長の北村さんはFWシーズンをどのように見ているのだろう。 「今季はスニーカー全般で、ファッションに合わせやすいデザインが充実している印象です。ニューバランスでは、Y2K要素を取り入れたデザインやクラシカルなローテクスニーカー、スエードやヌバックを採用したアレンジなど、スポーティに偏らないモデルが続々とリリースされています」 トレンドキーワードをさらに掘り下げるため、今季リリースされる2つのモデルをチェックしていこう。 「パフォーマンスシューズを“ライフスタイル寄り”にデザインするのが、最近のニューバランスの流れです。ランニングシューズはパーツをいろいろと付属するのではなく、単一素材で高機能なソールやアッパーを作り上げる技術により、シンプルなフォルムが主流になっています。『1080』は本国アメリカで一番人気の本格的なランニングシューズ。アスリートのデータを元に設計し、走りやすさを追及しています。 また、くすみ系ワントーンの気取らないナチュラル感が、日常にもぴったりです。次に紹介したい『1906』ラインはまさにこの対極で、“Y2K”スタイルの装飾的なデザインが特徴です。2009年発売のパフォーマンスシューズを現代的にアップデート。ファッショナブルなスニーカーとしても親しまれ、ここ数年のニューバランスを盛り上げています。今季モデルの『1906N』はアースカラーとスエードの質感が、デコラティブ要素をまろやかにし、シンプルカジュアル派もトライしやすいアレンジになっています」 70~80年代モデルからインスパイアされた、ローテク系シューズにも注目したい。 「品のよい落ち着いたトーンが揃っていて、なかでも発売から35周年を迎えた『1500』は今押さえておきたい品番のひとつ。『500』のような、シンプルなコートスタイルのデザインも、今年らしい一足です」 <押さえておきたい! トレンド&ニューバランス用語> 【ハイテク/ローテク】 最先端技術を搭載した高機能スニーカーがハイテク。反対に、最新素材を採用しないシンプルなものがローテク。 【Y2K(ワイツーケー)】 2000年前後に流行したカルチャーのこと。ファッションでは装飾的、ポップな配色などが特徴として挙げられる。 【パフォーマンスシューズ】 アスリートのパフォーマンスを発揮するよう設計したシューズの総称。ランニングシューズもそのなかのひとつ。