ラズガットリオグルの出場は不透明。地元イタリアのブレガに風が吹くか? | FIM スーパーバイク世界選手権 2024 第9戦 クレモナ プレビュー
そして、同じくYART YAMAHAから同選手権に出場したマービン・フリッツ(ヤマハ)はトレーニング中の怪我で欠場中のドミニク・エガーター(ヤマハ)の代役としてGYTR GRTから残りのレースに出場することになりました。
どちらもYART YAMAHAのヤマハYZF-R1に乗り、鈴鹿8耐で爆発的な速さを見せた2人だけにWSBKへの参戦は非常に興味深いものがあります。タイヤがピレリのワンメイクになって彼らがどんなパフォーマンスを見せるかお手並み拝見と言ったところですね。
シーズン折り返しになって欠場するライダーが増えたことで、トプラク・ラズガットリオグル(BMW)の独走ショーと化していたWSBKがガラリと変わりつつあります。まずは無事に出場できることを祈りたいですが、レースウィークに入って流れを掴んだライダーが残りのチャンピオンシップも優位に進めていくことになるでしょう。今回のクレモアのレースはシーズンの行方を占う、非常に大事な1戦です。
文:辻野ヒロシ
辻野 ヒロシ