【2024年ベストバイ】サカナクション 山口一郎が今年買って良かったモノ
COMME des GARCONS PARFUMS オリジン & ODEUR 10
山口:今年の僕のテーマにも合う香水のベストバイはこれ。コム デ ギャルソンの2本と、メゾン マルジェラです。 F:一郎さんの好きな2ブランドですね。「コム デ ギャルソン・パルファム(COMME des GARCONS PARFUMS)」のコンセプトは"アンチパフューム"ということで、自分を奮い立たせるような香りを目指して作られているそうです。過去に、一郎さんから雑誌モノクルとのコラボの「ヒノキ」や「ヨヨギ」の香水を紹介していただきましたね。 山口:今年、改めて良いなと思って使っているのが、ギャルソンから最初に発売されたオリジナル(正式名称は「コム デ ギャルソン オードパルファム」)なんですよね。今年30周年ということで、これが表紙の本も手に入れましたが、デザイン本としてもおすすめです。オリジナルは、ポールハーデンを着る時に合う香りなんですよ。 F:2本目は「ODEUR 10」。30周年を記念して今年発売されたもので、過酸化水素の香りと説明がありますが、どんな香りなんでしょう。 山口:少し懐かしい感じがするんですよ。試してみますか? F:あっ、これは...ちょっと学生時代を思い出すような。 山口:そう、この爽やかさが懐かしいのかな。これは歌詞を書く時や、気分を変えたい時につけています。 F:もう1本は、メゾン マルジェラ「レプリカ(REPLICA)」フレグランスですね。香りは「レイジーサンデーモーニング」。 山口:最近、ちょっとがっかりしたことがあって。 F:何があったんですか(笑)? 山口:このレイジーサンデーモーニングが「女性が男性につけてほしい香水No.1」というのを見てしまったんです。そういうのでつけてるんじゃないんだって(笑)。これもきっと、ずっと好きな香り。普段これとギャルソンを、ファッションによって使い分けています。 F:「ODEUR 10」もそうですが、今年のベストバイは本当に「10年」というテーマに沿っていますね。 山口:紹介しきれなかったけれど、ほかにも良いものにたくさん出合えました。このイサム・ノグチのAKARIも、リプロダクトなんですがもう手に入らなくて、オランダにいる友人がパリで見つけてくれたものです。 F:家具では今年、天童木工と協業して椅子を作りましたね。 山口:あのプロジェクトはまだ続いていて、新しいことにも取り組んでいるんです。あ、これも紹介したいな。パソコンを置くやつ。天童木工の家具に合うものを探していたら見つけました。 F:パソコンが宙に浮いているみたい。すごくシンプルです。「ヨハン(Yohann)」というブランドなんですね。 山口:あとは「コリコラン」って知ってます? パナソニックの高周波治療器。この「コリコランワイド」を装着したまま外出しちゃったりもしています。本当に楽になるから、みんなにすすめています。