今年のシニアトレンドが発表!「デジ得シニア」「シンニーア(シニア+新NISA)」「ラストパートナー」から読み解く今どきシニアの特徴は?
日本の人口のボリュームゾーンとも言うべきシニアのトレンドは? 50代以上の女性を中心に読まれている定期購読誌『ハルメク』が12月4日、東京都内で「2024-2025 ハルメクシニアトレンド」記者発表会を開催。シニア層のトレンドを発表しました。 ▼【早見表】年金に頼らず「1人で120歳まで生きる」ための貯蓄額
資金や消費が動いた1年、シニアは「自分らしさ」を優先
「コロナ禍が明けても、世界では戦争や紛争、日本でも災害や物価高騰など苦しい状況が続いています。出生率も1.20と最低水準を更新しました。一方で、新NISA『オルカン投資』、スキマバイトによる雇用拡大、インバウンド消費、若いアスリートの活躍など、資金や消費が動いた1年でもあります」と1年を振り返ったハルメクグループ「生きかた上手研究所」所長の梅津順江(うめづ・ゆきえ)さん。 シニア層の消費トレンドについて「この世代はモノでもコトでも自分らしい選択を大事にしている。いくらお金があっても納得しないものは絶対買わないし、納得すれば高くても買う方が多い。自分に自信があるんだと思う。消費者としての大ベテラン。生活に関してもベテラン層なので目も肥えている。自分が信じて自分がいいと思ったら消費に向かうのかなと見ています。例えば、老眼鏡や補聴器など買うときに、自分が納得してオシャレだからハズキルーペでもシニアグラスではなく、ルーペと言って買う。目が衰えている私が悪いんじゃない、世の中の文字が小さいから問題なんだくらいの勢いであくまでも自分主体。自分らしい選択をするのが特徴」と話しました。 そして、今回のトレンドの選考方針について「シニア世代は、『こうあるべき』という固定観念が薄れ、自分らしい選択を行なっています。あらゆる常識から解放され、生き方・暮らし方の歩みを着実に踏み出しています。培ってきた経験に、時代の変化のスピード、新たなライフイベントや課題が加わります。これらの変化に柔軟かつ真摯に向き合いながら、若者の後追いではない独自のトレンドを生み出しています」とし「時事性と世代らしさを重視し、2024-2025年のシニアトレンドを厳選しました」とコメントを寄せました。