今年のシニアトレンドが発表!「デジ得シニア」「シンニーア(シニア+新NISA)」「ラストパートナー」から読み解く今どきシニアの特徴は?
「デジ得シニア」「シンニーア(シニア+新NISA)」「ラストパートナー」がトレンドに
「2024-2025 ハルメクシニアトレンド」は下記の通り。 1 デジ得シニア 買い物のデジタル活用が進み、55~74歳の女性のスマホ保有率は99%に。2019年と比べた利用率は「EC」の34%が52%に、「オンライン決済」の5%が45%に、「ポイ活」の18%が43%に。新紙幣発行があったものの、3人に1人が無関心。シニアの現金離れが進んでいる。長引くインフレでデジタルを賢く使ってお得に買い物をするシニアは増えると予測。 2 シニア解放区 1980年に「新人類」と言われていた世代が還暦に。当時流行したディスコなどの文化が再燃。新しいことに挑戦して、共有体験や場を盛り上げる。「いい歳をして……」など先入観にしばられない解放区は今後も活気付いていく。 3 エイジフリーWORK 定年退職をしても、「社会との関わりを得たい」「役立っていることを実感したい」と社会参加に前向き。60~79歳の新しい仕事への意欲は23%、ボランティア参画意向は57%。今後も社会との繋がり意識や還元欲求は増大するであろうと予測。「人生二周目のタイミングに新たな領域にチャレンジしたり、自分が培ってきたスキルを社会に還元したいと欲求を強めたりするシニアが増えていくと見ています」(梅津) 4 シンニーア(シニア+新NISA) NISA口座は年初から2484万口座から303万口座増)に。NISA口座の普及率は2022年と比べ、全体は16%→23%。50代は18%→26%、60代は18%→24%の伸び率。インフレ時代の資産運用にシニアも能動的に向き合うようになっている。 5 ラストパートナー(ラスパ) 熟年離婚が最高になる一方で、シニアの婚活が話題に。シニアの婚活日帰りバスツアーが常に満席。生き研調査では50~70代未婚男女の4人に1人がパートナーが欲しい」と回答。「年甲斐もなく」という既成概念が変わってきている。