大阪府・ゴールドステッカー申請は2万6千件 吉村知事「スピード上げるため審査体制を強化」
大阪府・ゴールドステッカー申請は2万6千件 吉村知事「スピード上げるため審査体制を強化」
大阪府の吉村洋文知事は6月30日、大阪府庁で定例記者会見を開き、飲食店での酒類提供の条件としている府独自の「ゴールドステッカー」について同日現在の申請件数が約2万6000件であることを発表した。吉村知事は「ゴールドステッカーの申請が複雑、難しいと言われること多くありますが、徹底した感染対策を飲食店でぜひ取っていただきたいということの裏返しでもあります」と述べた。 【中継録画】大阪府・吉村知事が定例会見(2021年6月30日)
大阪府では、アクリル板やCO2センサーの設置、食事以外でのマスクの着用など府が定める感染対策43項目の基準を満たした店に「ゴールドステッカー」を発行。申請を完了した飲食店では、1グループあたり2人以内の客に限って午前11時から午後7時までの酒類提供を認めるとしている。
会見によると、申請件数は約2万6000件の内訳について、吉村知事は「申請を受け1万件が書類審査中。1万件の書類審査の中で修正をお願いしているのが約7000件。修正後、最終確認をしているというのが2500件あります」と説明。
書類審査が終了すると現地の確認の運びとなるが、同日時点その件数は359件となっている。そして現地確認をした際に「一部改善」が見つかりお願いしているのが35件。認証を出したのが10件という状況だという。 また、審査体制について吉村知事は、審査のスピードを上げるため、7月中旬には現在の300人体制から400人体制へと増強することを明かした。
吉村知事は会見で、書類審査を終了した段階で、お店のほうから現地確認の日程予約をお願いする形になっていますが、申請だけで、そこからなかなか連絡が取りづらくなる場面が多いと説明。 「ぜひ、現地確認をして認証して初めてゴールドステッカーが発行になりますから、その日程の現地確認の予約を、申請されたそして文書審査が通った店舗さんにはぜひお願いしたいと思います」と呼びかけた。
会見では、報道陣から「修正依頼が多いということについて、手続き上で何か改善すべきと知事は考えているか」という質問があった。 それに対しては、会見に同席した府の担当職員が「毎日項目を守れているかというチェックがあり、それをチェックした上で店の中にはって、公表する作業をしないといけないが、、ちょっとその辺で非常にそこが足りてないという申請が多い」と答えた。 また、職員は「府のホームページで参考にしていただける雛型を出してまして、それを使っていただいたらクリアしやすいという状態を今つくりだして、改善に努めているところです」と続けた。