天王寺動物園の「奇跡のニワトリ」死ぬ
天王寺動物園は19日午後、飼育していたニワトリのマサヒロ(オス・5歳)が同日、死んだと発表した。 【動画】エサから一転人気者に 天王寺動物園「幸運のニワトリ」(映像はマサヒロの弟分で同じ境遇をたどったヨシト)
2015年7月生まれ
発表によると、マサヒロは2015年7月に生まれ、タヌキやアライグマ用のエサ用のヒヨコとして75羽の仲間たちと同月、同園に来園。 3度動物のエサとして放たれたが食べられず、命の危機を乗り越えた「奇跡のニワトリ」として、縁起が良いと多くの人気を呼び、テレビなどにもよく登場していた。
19日に容体が急変
同園によると、約1年前から調子の悪い様子が見られ、投薬で改善するという状況が続いていたという。 19日は普段のエサを食べず午前中は園内で捕ってきたミミズは食べたが、午後から受診のために動物病院へ連れて行った際に容体が急変。処置を施したが、午後1時47分に獣医師が死んだことを確認した。
22日から開園も新型コロナ対策で献花台は設置せず
同園は現在、新型コロナウイルス感染急拡大防止のため休園中。緊急事態宣言の解除を受けて22日から開園するが、献花台は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため設置しないとしている。