大阪・吉村知事「ゴールドステッカーは簡単に取得できる制度にしたくない」
大阪府の吉村洋文知事は23日、大阪府庁で定例記者会見を開き、飲食店での酒類提供の条件としている府独自の「ゴールドステッカー」について「現時点で1万6000件のゴールドステッカーの申請がなされています。今後速やかに審査を行っていきたい。コールセンターも回線を増強し、皆さまの相談にお応えしてまいりたいと思います」と述べた。 【中継録画】「五輪をお祭り騒ぎにしない。テレビで静かに応援して」大阪府・吉村知事(2021年6月23日)
ゴールドステッカー23日時点で1万6000件の申請
大阪府では、アクリル板やCO2センサーの設置、食事以外でのマスクの着用など府が定める感染対策43項目の基準を満たした店に「ゴールドステッカー」を発行。申請を完了した飲食店では、1グループあたり2人以内の客に限って午前11時から午後7時までの酒類提供を認めるとしている。 会見によると、ゴールドステッカーについては16日からスタートし、18日の時点では1500件という状況だったが、23日時点で1万6000件に急増。早ければ24日から現地調査を行い、問題がなければゴールドステッカーを正式に発行するという。 吉村知事は「すでに先行発行を受けているところも、これは仮発行ですので、ぜひ本申請をやっていただく必要があります。本申請のほうを、よろしくお願いします。見回りのスケジュールですけれども、月曜日から飲食店全店を対象に見回りをさせていただきます。7月11日の、このまん延防止期間中に約7万店舗だったと思いますけれども、その全てを見回るという形になります」と説明した。
コールセンターは15回線から50回線に増強へ
また、このゴールドステッカーについての問い合わせが増えていることから、相談体制を強化。これまでコールセンターは15回線用意してきたが、今月27日までに35回線に。翌28日には50回線に増強し、7月11日までは土・日も開設すると発表した。 吉村知事は「インターネットを見れば、FAQも含めて、おそらく質問されるような項目はほぼ全て網羅しているというような状況でもあります。まずはこのネットを通じてということをしっかりお願いしたいと思います」と府民に呼びかけていた。