菅首相が会見 東京に4度目の宣言(全文2)先進国の中で最も速いスピード
VIP関係者にも適用されるのか
Tribunnews:よろしくお願いします。インドネシアのTribunnewsのスシロと申します。今月6日から新しい水際対策に係る新たな措置が決定されました。例えばインドネシアの場合は10日間、検疫の必要があります。この法律は五輪の関係者含めて、VIP関係者も適用されますでしょうか。それから、特には、VIP関係者は海外からだいたい何カ国来る予定でしょうか。よろしくお願いします。 菅:まず、海外から日本に来る選手や大会関係者については、入国前に2回、入国時に検査を行い、入国後3日間は毎日、検査を実施、選手はその後も毎日、検査を実施することになっています。さらにデルタ株などの流行を受けて、インドネシアなどからの一般の入国者に対しては、今言われましたように、水際対策が強化されています。こうしたことを踏まえて、これらの国からの選手ならびに関係者は、入国前7日間および入国後3日間は毎日、検査を行い、チーム以外の方と接触を行わないというルールが新たに導入されました。こうした厳しい措置を採っていることを前提に、五輪関係者の方には一般の入国者とは別のルールを適用しております。引き続き安心・安全の大会を実現できるよう、水際対策をしっかりやっていきたい、このように思います。 司会:それではジャパンタイムズ、杉山さん。
文大統領と日韓首脳会談を行う考えは
ジャパンタイムズ:ジャパンタイムズの杉山です。総理にお伺いします。韓国の文在寅大統領が五輪に合わせ訪日する意向だと一部で報道されていますが、総理として文大統領と日韓首脳会談を行いたいというお考えでしょうか。また、行うのであればなんらかの前提条件を求めるのでしょうか。 菅:まず開会式への韓国からの出席者についてはまだ決定していないと、こういうふうに承知しています。その上で申し上げれば、現在の日韓関係っていうのはまさに旧朝鮮半島出身の労働者問題、あるいは慰安婦問題などによって非常に厳しい状況にあるというふうに思っています。日韓両国のこうした懸案を解決するためには、やはり韓国が責任を持って対応していく、このことが重要だと思います。引き続き韓国側に適切な対応を強く求めていくという立場に変わりはありません。ただ、その上で訪日される場合は、外交上、丁寧に対応するということは、ここは当然のことだというふうに認識をしています。 司会:それでは共同通信、吉浦さん、どうぞ。 【書き起こし】菅首相が会見 東京に4度目の宣言 全文3に続く