菅首相が会見 東京に4度目の宣言(全文2)先進国の中で最も速いスピード
地方で混乱が起きていることへの受け止めを
新潟日報:新潟日報の横山と申します。よろしくお願いします。新型コロナウイルスのワクチンの供給についてお伺いします。国からのファイザー製のワクチン供給の見通しが立たないことから、新潟県内でもワクチン接種の予約を一時停止したり延期したりする市町村が出ています。首長からは、現場は大混乱になっている、国の見込み違いだと厳しい声も上がっています。また、県民の間にもいつ打てるのかと不安が広がっています。総理はワクチンの接種を先ほどからやっぱり早く進めたいとおっしゃっておられますけれども、こうした中で、地方でこれだけ混乱が起きているということについて、率直にどのように受け止めておられるのかお聞かせください。 また、先ほどワクチンの配分量を早期に示すとおっしゃいましたが、これも一刻も早く示してほしいと多くの自治体が思っていると思います。具体的にいつごろお示しになる予定でしょうか。よろしくお願いいたします。 菅:まず、希望する国民の皆さんにできる限り早くワクチン接種を行うべく、全国でワクチン接種が加速しています。先ほど申し上げましたけれども、先進国の中でも最も速いスピードだといわれています。 一方、予想を上回るペースで接種が進む中で、一部の自治体からワクチンが足りないと不安の声も聞かれております。先ほど申し上げましたけれども、全国にこの6月末までに9000万回のファイザーのワクチンについては、それぞれの人口割で配らせていただいています。そして6月いっぱいの中で接種が5000万を超えていますけれども、それ以外の約4000万回分については自治体にあるというふうに思っています。 ただ、これ2回ですから、2回のワクチンが入らないと接種しないとか、いろんなこれ、事情があろうというふうに思います。そうしたことに対して、7月に、いつに何個行くということを、これを明確にしまして、そして8月からも早く進んでいるところには傾斜配分するとか、そうしたことも示して、混乱のないようにしたいというふうに思っています。 ただ、おかげさまで毎日130~140万回で増えている、そういう状況の中で皆さんにご協力、接種をしていただいていることには感謝申し上げたいというふうに思います。 司会:それではドワンゴの七尾さん、どうぞ。