希望国民、9月までに接種可能に ワクチン「2億2000万回分確保」―菅首相
菅義偉(よしひで)首相は8日、記者会見し、新型コロナウイルス対策のワクチンについて「9月までに希望される全ての国民に接種が可能となる2億2000万回分の十分な量が確保されている。速やかに接種に万全を尽くす」と語った。
会見で菅首相は「いまや世界でも(日本が早い)スピードで接種が行われているとも言われている。1週間の接種回数は900万回を超えている。本格的な接種が始まってから2か月あまりで、累計の回数は5400万回を超え、すでに高齢者の72%。全国民の27%が1回の接種を終えている」と主張。 先行してワクチン接種が進められた国々について「ワクチンを1回接種した割合が人口の4割に達したあたりから感染者が減少したとの指摘がある。今のペースで進めば、今月末には希望する高齢者の2度目の接種が完了し、一度でも接種した人の数は全国民の4割に達する見通しだ」とも述べた。