菅首相が会見 東京に4度目の宣言(全文2)先進国の中で最も速いスピード
経済対策の編成を指示する考えは
日本経済新聞:日本経済新聞の重田です。よろしくお願いします。経済対策についてお伺いしたいと思います。今回、6週間という宣言の、長期の発令となりまして、経済への目配り、これが不可欠になるかと思います。与党内なんですけれども、この夏にでも経済対策の骨格をまとめるべきだとの声があります。総理は月内にもその編成を指示されるお考えはありますでしょうか。同時にコロナで打撃を受けた家計や企業にどういった対策が必要であるのか。また、想定する規模感なども併せて教えていただきたいと思います。 菅:まずは新型コロナの影響を受けていらっしゃる方をしっかりお支えするというのは、これが最優先だというふうに思っています。資金繰りの支援だとか雇調金による人件費の支援、飲食店への協力金、そうしたことは早急にやっていきたいというふうに思います。 日本経済でこれ申し上げれば、昨年度の税収、先日、発表されましたけれども、最も高い水準になっています。さらに今年度の経済成長率は3.7%になる、こうした試算が示されており、今年度中にGDPでコロナ前の水準を上回る見通しになるだろうという見通しもあります。さらにワクチン接種を加速されることによって、経済にも大きな良い影響が出るというふうに思っています。 こうした中で新型コロナが国民の皆さんの日常の生活に影響することに十分、目配りをしながら、当然、強い経済というものを、ぜひともこれ、大きな目標に掲げていますから、そうした強い経済をつくり、成長できるようなこの国にしたいというふうに思っています。いずれにしろ、経済の状況を見ながら臨機応変に、そこはしっかり対応するという、そういう中で、常にこの経済対策というのは頭の中に入れながら取り組んでおります。 司会:続きまして、それでは、じゃあNHK、長内さん、どうぞ。
次の衆院選までに内閣改造を行う考えは
NHK:NHKの長内と申します。よろしくお願いします。先の東京都議会議員選挙を受けて、自民党内からはさまざまな意見も出ているわけですけども、総理、次の衆議院選挙までに内閣改造を行うお考えはありますでしょうか。 菅:党内にいろんな声があるということは私自身も承知をしています。そういう中で私、常に最優先ということを申し上げていますのは、コロナ、コロナ対策を最優先に私自身は取り組んでいきたいと、そういうふうに思っています。それと同時に私自身の任期、総裁としての任期、さらにまた政治家としての衆議院の任期、そうしたことも当然、間近に来るわけでありますから、そうした全体を考えながら政策としてさまざまなことを巡らせながら取り組んでいきたいというふうに思っております。 司会:それでは再び奥の列、じゃあTribunnewsのスシロさん、どうぞ。