【MLB】 2024MLBドラフト展望 1巡目全39指名予想 全体1位はダークホースのウェザーホルトか
◆全体28位 アストロズ ダコタ・ジョーダン(外野手・大学生・34位) パワーとスピードが持ち味だが、空振りが多く、全体的に粗削り。直近2年のアストロズは粗さを気にせず、センターラインのポテンシャルある選手を中心に指名を展開(ブライス・マシューズ、タイラー・ウィテカーら)。ジョーダンのポテンシャルに賭ける可能性を予想した。 ◆全体29位 ダイヤモンドバックス カーター・ジョンソン(遊撃手・高校生・40位) ガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)とも比較される高校生遊撃手。攻守に完成度が高い上、パワーの伸びしろも。ダイヤモンドバックスは直後の31位、34位の指名権も持ち、この内2つは高校生野手に使うとの予想が多くなっている。 ◆全体30位 レンジャーズ ウォーカー・ジェネック(捕手・大学生・24位) 強肩強打の捕手。今ドラフトの捕手で最もバランスが取れた逸材だ。レンジャーズは近年、完成度の高い大学生を好んで指名する(ジョシュ・ヤン、ジャスティン・フォスキューら)。ジェネックは完成度の高さはピカイチの選手だ。 ◆全体31位 ダイヤモンドバックス ダンテ・ノリ(外野手・高校生・48位) 好打、俊足、強肩、好守を兼ね備える高校生外野手。アレック・トーマス(ダイヤモンドバックス)を彷彿とさせるという声も。小柄でもヒットツールが確かな選手を好むダイヤモンドバックスがオーバーピックすると予想する。 ◆全体32位 オリオールズ トミー・ホワイト(三塁手・大学生・20位) NCAAの1年生本塁打記録を持つスラッガー。パワーは間違いないが、アプローチや守備には課題が残る。知名度の高い有望株だが、パワー以外のツールが懸念されてスリップすると予想。パワーのある大学生野手を好むオリオールズのセンサーにかかるかもしれない。 ◆全体33位 ツインズ ブレイロン・ドウティー(右腕・高校生・36位) 90マイル中盤の速球、3000回転を超えるカーブ、横にキレるスライダーを武器とする高校生右腕。コマンドも平均以上と優秀だ。ツインズは1巡下位では高校生投手の指名が見られるが、契約金は抑えている。高校生投手の中で契約金を抑えられそうなドウティーを予想。 ◆全体34位 ブリュワーズ ケイレン・カルペッパー(遊撃手・大学生・31位) フィジカルに恵まれたオールラウンダー。三塁から遊撃に移った今季は守備でも安定感を発揮。2桁本塁打のポテンシャルを秘める。ブリュワーズはスリップしてきた選手を順当に拾うことが多く、ここでもカルペッパーを指名すると予想。 ◆全体35位 ダイヤモンドバックス ジョナサン・サントゥッチ(左腕・大学生・37位) 故障とコントロールの悪さが足を引っ張るが、高い奪三振力を持つ左腕。 ◆全体36位 ガーディアンズ ライアン・スローン(右腕・高校生・19位) 大柄な体躯から投じる最速99マイルの速球とチェンジアップの評価が高い右腕。強豪ウェイクフォレスト大への進学が内定しており、契約金の高さからスリップもあり得るはず。もしスリップすれば、全体1位で契約金を節約したガーディアンズが指名する可能性があるはずだ。 ◆全体37位 パイレーツ ルーク・ホルマン(右腕・大学生・45位) 速球の平均は92マイルに過ぎないが、スライダーとコマンドの評価が高く、試合を作れる右腕。その完成度は抜群だ。 ◆全体38位 ロッキーズ マルコム・ムーア(捕手・大学生・26位) パワー・選球眼・コンタクト力の全てに秀で、打力は申し分ない。ただ、捕手守備の評価は低く、コンバートは必至だろう。 ◆全体39位 ナショナルズ ウィリアム・シュミット(投手・高校生・16位) スローンと肩を並べる高校生トップクラスの剛腕。ポテンシャルの高い高校生を好むナショナルズ(14日にトレードでロイヤルズからこの指名権を獲得)がシュミットを指名することを予想する。