小池都知事が定例会見1月8日(全文1)これまでとはまったく違う感染状況
酒類の提供は11時から19時まで
もちろん感染症対策に当たっている職員がたくさんいます。そしてまた、実際に窓口などを抱えている都民のサービスに従事する職員などもいます。彼らを除きまして、昨年の末からすでに週4回を目安にして実施をしている都庁のテレワークです。これによって職場への出勤を、7割以上抑制を目指してまいります。出勤する場合にはオフピーク通勤といたします。さらに感染症対策に従事する職員などを除きまして、今申し上げましたように、20時完全退庁の取り組み、あらためて推進をしてまいります。今の厳しい感染状況、これを踏まえまして都庁の職員、あらためて1人1人、緊張感を持ってコロナ対策を最優先にしまして、応援態勢の充実など、全庁一丸での対応を継続してまいります。 次に飲食店の皆さま方へのお願いであります。今日以降ですが、営業時間を朝の5時から20時までといたしまして、酒類の提供については11時から19時までといたしてください。対象とする地域につきましては、前回除いてありました島嶼地域を含んで、都内全域で行います。要請の期間は2月7日、日曜日までといたします。都といたしましては、今日から新宿駅の東口、西武新宿駅の周辺、都民の皆さまに対して外出自粛への協力、そしてまた、飲食店の方々に対しましては営業時間の短縮要請、この協力の呼び掛けを行ってまいります。また、他の繁華街におきましても実施をする予定でございますし、私も今日、仕事が済み次第、繁華街など、どういう状況になっているのか自分の目で確かめていきたいと思っております。
飲食店以外の施設は営業時間20時までに
さらに警視庁、東京消防庁にもすでに協力の依頼をしたところでございますし、加えて、それぞれ、前の緊急事態宣言のときもそうでありましたけれども、区市町村の防災無線というのがあるんですね。これを活用して区市町村のそれぞれの方々に呼び掛けを行っていただきます。それから劇場、映画館、運動施設などでありますが、飲食店以外の施設の皆さま方には営業時間を20時までとしていただきたいと存じます。大変なご負担をお掛けいたしますが、重ねてのご協力をお願い申し上げます。 イベントの開催でありますが、きのうもお伝えしましたが、延期、オンライン開催、規模の縮小などをご検討ください。そして開催する場合には、こちらのほうに記載しているとおり、スポーツなど、その他のイベントについても、イベントのときは会場、いろいろと気を配ってやっておられるわけでありますけれども、そのあと流れで会食に行くというケースがあります。そういったイベントのあとの流れの会食というのは、なしでお願いをいたします。 続いて医療提供体制についてお伝えをいたします。都立病院、公社病院、こちらにつきましては現在1100床を確保しておりますが、コロナ対策を最優先ということで1700床の確保といたします。このため、コロナ以外で都立病院や公社病院を受診される皆さま方には、ご不便、そしてご迷惑をお掛けすることもあるかと思いますが、これらの都立、そして公社の病院が責任を持って、きめ細かく対応させていただきますので、何とぞご理解・ご協力のほど、お願いを申し上げます。 さらに入院調整が必要になってまいります。さらなる調整です。そこで入院調整を円滑に行うために、年末年始に臨時で行ったんですけれども、それぞれの保健所の連携をいたしまして、夜間の入院の調整窓口を1カ月、それぞれの保健所との連携で調整窓口を強化して、つくったわけですね。この体制をさらに1カ月延長して生かしたい。そして1月中の週末も引き続き対応を行ってまいります。 そして現在、新型コロナ陽性者の夜間の入院調整っていうのは、それぞれの保健所がそれぞれ実施をしているということになりますけれども、これも共同の窓口を設置いたしまして、職員が交代で入院の判断・調整に当たることによって、保健所の職員さんの負担の軽減、そして病院選定の効率化を図ってまいります。