「全く異なるステージ」「ぎりぎりの状況」 小池都知事「宣言」初日に繁華街視察へ
東京都の小池百合子知事は8日、記者会見し、「きょうの午前0時から都は緊急事態宣言下に入った。昨日の重症者数は121人、新規陽性者は2447人ともに最多を記録している。感染状況はこれまでとは全く違う、全く異なるステージに入った、極めて深刻だということが宣言下の一番の違いではないかと思う。最初(昨年4月)の緊急事態宣言下とは違うステージに入っているという認識が必要だと思う」と述べ、危機的状況であることを強調した。
そして、人の流れを止め、人と人の接触機会を減らすため、都民に対しては午後8時以降の外出自粛徹底や不要不急の県境をまたぐ移動自粛を、飲食店に対しては午後8時までの営業時短要請を改めて求めた。 今後、都職員が、新宿駅周辺をはじめとした繁華街に出向き、都民や飲食店に協力するよう呼び掛けをして行くのだという。小池知事は「私もきょう仕事が済み次第、繁華街など(が)どういう状況になっているのか自分の目で確かめていきたい」と述べ、自らも出向く意向を示した。 小池知事は「ぎりぎりの状況にある。この難局を乗り越えるためには、都民の皆さんのさらなる協力が必要不可欠だ」と説明。「(都民の)命を守るためにみなさんとこの危機感を共有したい。そして、みんなで変えていく。感染拡大の流れを食い止める。そのためにも、いまこそ力を結集して未来を切り開いていきたい」とも訴えた。