小池都知事が定例会見1月8日(全文3完)現場の声を反映すれば罰則的なものは必要
東京都の小池百合子知事は8日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「小池都知事「昨日までとは違う。人の流れを止めなければならない」(2021年1月8日)」に対応しております。 【動画】小池都知事「昨日までとは違う。人の流れを止めなければならない」(2021年1月8日) ◇ ◇
感染症法改正の動きをどう見ているのか
NHK:知事、すいません、もう1問お願いします。感染症法を巡る動きを伺いたいんですけれども、政府が、新型コロナウイルスの感染者が宿泊療養を求める自治体の求めに応じなかったり、保健所の調査を拒否したりするケースが相次いでいることから、政府はその実効性を高めるために、今月、召集される国会で感染症法の改正というのを目指す方針なんですけれども、こういった動きについて知事はどのように見ていらっしゃいますでしょうか。 小池:これらはまさに現場の声を反映したものになります。毎日、例えば宿泊療養に、あなたのところにはあしたの何時にお迎えに行きますから、これこれを用意しておいてくださいねといって、もう整ったにもかかわらず、その日になって迎えに行くと、ノーだという、空振りになるわけですね。それは保健所の負担からすれば、ダブルの意味で負担になるわけです。ですから、そういうことはおやめいただきたい。だいたい、きのう、おとといの報告では、毎日10を超えるケースでそれが出てきているということであります。
療養施設から抜け出す事例はこれまで何例も
また、療養施設から抜け出すという、自由に出てしまうというのは、これまでも何例も報告、東京以外のところで報告もあったかと思いますけれども、これらについても、なんの目的でそこに入っていただいているのかということをちゃんと理解していただかなければいけないわけですが、なかなかご理解いただけないというときは、やはりそれらの感染症に対しての、ある種の罰則的なものは、私は、現場の声を反映して言うには必要だというふうに思います。 よって、特措法だけではありません。関連する感染症法であったり、そういったところの関係法令についても目配りをしていただくように。これまでも全国知事会や、また、東京都などから、東京都もそうですし、1都3県でもそうですし、九都県市の場合もそうだったと思いますけれども、これまでも現場の声を上げてきておりますので、改正をする際にはそれらのことをぜひ考慮に入れていただきたいというふうに思っています。 それから今のご質問、国への要望ということで申し上げれば、やはり変異種がどれぐらいもうすでに入っているかということについては分かりません。ただ、幾つかの、すでに報告は上がってきているわけです。ということは、やはり水際対策っていうのが極めて重要でありますので、これについては厳格に水際対策で、この入国に対して厳しく、徹底して厳しく対応していただかないと、分からないウイルスをもうすでに抱えているとすれば、さらにそれを増やすという危険性があることを念頭にいたしますと、この点についても国のほうでご対応をよろしくお願いしたいと思っております。