小池都知事が定例会見1月8日(全文1)これまでとはまったく違う感染状況
医療従事者への差別や偏見はおやめいただきたい
都民・事業者の皆さま方には、どうぞ、この未知のウイルスとの闘いでございます。大変ご協力いただいてきているところであります。また、この医療従事者の皆さま方には、特に年末年始の間も最大限ご尽力いただいてきております。そしてここへきて、さらに感染の陽性者が、感染された陽性者が、また桁違いに増えてきているという状況。一方で、この状況において医療従事者の皆さんは本当に日夜ご努力いただいているところであります。あらためての感謝を申し上げるところであります。 ただ一方で、コロナ対策に当たっている、いや、当たっていない方々もそうなんですが、医師や看護師の皆さん、そしてそのご家族が日常生活の中で心ない差別や偏見に遭うという話が、これがずっと私のほうにも報告、伝わってまいります。われわれが闘っているのはコロナウイルスであって人ではないわけですから、どうぞ医事関係者の方々、お医者さま、そして看護師さん、それぞれ、この方々に対しての差別や偏見、これをおやめいただきたいと存じます。あらためてのお願いでございます。こうした皆さんへのご協力を呼び掛けるためにメッセージ動画を作っておりますので、ご覧いただきます。 小池(VTR):今、緊急事態宣言が発令されています。徹底的に人の流れを抑えなければ、この危機を乗り越えることはできません。皆さんの力が必要です。ご協力よろしくお願いします。 小池:ということで、この15秒の動画でありますけれども、東京動画に掲載をし、またウェブ広告やテレビCMなどで発信をしてまいります。
混雑情報配信サービスの提供開始
さて、あらためて申し上げます。現在、都は緊急事態宣言下にあります。今日から始まりました。そしてまた、状況はぎりぎりの状況にあります。この難局を乗り越えるためには都民の皆さんのさらなるご協力が必要不可欠であります。きのうまでとは違う局面、違う局面に変わっている。そのことをどうか、お1人お1人が強くご認識をしてくださいませ。命を守るために皆さまとこの危機感を共有したい、そしてみんなで行動を変えていく。感染拡大の流れを食い止める。そのためにも今こそ力を結集して未来を切り開いていきたい。ご協力のほど、あらためてのお願いとさせていただきます。よろしくお願いいたします。 さて、混雑の情報、どこが密になってるかどうかという配信サービスについての提供、これもコロナ対策の一環でもありますが、次のテーマにまいります。混雑情報配信サービスの提供開始についてのお知らせです。都におきましては官民連携データプラットフォーム構築に向けました取り組みの一環として、去年の9月でありますけれども、施設系の混雑ワーキンググループというのを設置したんですね。現在、この混雑データを収集・保有する事業者の皆さんや地図事業者などの約40の事業者にご参加いただいて、どこそこのスーパー、どれぐらい今、混んでるのかどうなのか、ドラッグストアはどうなのかっていったような、施設ごとの混雑データの利活用に向けたルール作り、こういったことを活動して続けてきたということです。このうち都と協定を提携しました2社によって、今日からですけれども、混雑情報配信サービスを提供するということであります。 具体的に申し上げますと、株式会社ロコガイドが提供する、チラシ・買い物情報サービスのアプリから、都内のスーパーなど約4000店の混雑データを無償で提供してもらいます。それにエヌ・ティ・ティレゾナント株式会社、こちらが提供するgooという地図情報がありますよね。あのgooの地図のサービス上で、この情報を配信するというものであります。