小池都知事が定例会見1月8日(全文1)これまでとはまったく違う感染状況
都内のスーパーなど約4000店の混雑情報
利用者の皆さんはスマホやパソコンで店舗を表示して、それをクリックすることで、ちょっと見にくいでしょうか。そのことによって、そのお店がどれぐらい混んでいるのか。空いているのか、やや混んでいるのか、混雑しているのか、その3段階で確認することができます。いわゆる3密回避の対策としての効果が期待される取り組みが、ちょうど今日からのスタートになりました。今後もこのように民間事業者の方々と連携をいたしまして、情報の拡充、図っていきたいと思います。これらをご参考に、どうぞ密にならないように、皆さんも情報を得て、そして皆さんの行動に生かしていただきたいと思います。 また、このgooの地図でありますけれども、こちらには、例の虹のステッカーを掲示している店舗の確認もできます。ぜひ都民の皆さんには、この情報をよく、積極的にご活用いただければと、このように思います。戦略政策情報推進本部のほうでお聞きいただきたいと存じます。 今日、私からご報告するのは以上2点でございます。いずれにしましても、本日から緊急事態宣言下、そして都の緊急事態措置下にあるということでございます。ぜひともメディアの皆さま方も、この緊急事態宣言下において、なすべきこと、また、都民の皆さんへの呼び掛けなどについてもしっかりとお伝えいただいて、そしてこの間を、皆さんと共に力を結集できる、そのような期間にできますようによろしくお願いを申し上げます。私からは以上です。
時短要請の実効性を上げるには?
読売新聞:知事、ありがとうございました。それでは質問に移ります。1月幹事の読売新聞の菅原です。まず幹事社から2点質問させていただきます。初めに飲食店に関する時短要請に関して伺います。緊急事態宣言の発令と政令改定に伴いまして、要請に応じない店舗の店名公表も可能となりましたが、対象店舗も多く、実態把握の段階で高いハードルがあるのではないかと指摘されています。今回の要請の実効性を上げるためにどのように取り組んでいくのか、あらためて知事のお考えを伺えればと思います。 小池:まず今回、違反した場合の店名の公表ということが、手段として、ツールとして確保できているという認識でございます。が、一方で、都職員の現地での感染防止対策の点検・確認など、これまでもやってきているわけです。特に虹のステッカーを広めるため、そしてまた、そこでの感染防止対策はこうしてくださいといったような呼び掛けをずっと東京中、都の職員、チーム組みまして回ってきたわけであります。そして今、これまで午後10時ということで時間短縮もお願いをしていた、そのための協力願いということで回ってまいりました。 先ほど冒頭のところで私自身からお伝えしたように、また、今日から新宿駅の東口、西武新宿駅周辺で都民の皆さんに対して外出自粛の協力、そして飲食店の方々に対しては営業時間の短縮要請、協力の呼び掛けを行ってまいるということでございます。そして、それはほかの繁華街においても実施をすることにいたしております。ご協力の状況いかんで、法に基づく要請、そしてまた、店舗名の公表を検討せざるを得なくなりますので、まずは皆さま方、ご協力いただいて、この時間短縮への実行をお願い申し上げます。 さらに業界団体などを通じた協力の依頼もいたしますし、繁華街、商店街などでの見回りを強化するということでございます。今申し上げましたように区市町村などとの連携で呼び掛けも行っていく、まずは今回のこの緊急事態宣言で、これまでとは違う、そのような状況にあるということをご認識の上、ご協力をいただきたいと考えております。