小池都知事が定例会見1月8日(全文1)これまでとはまったく違う感染状況
東京都の小池百合子知事は8日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「小池都知事「昨日までとは違う。人の流れを止めなければならない」(2021年1月8日)」に対応しております。 【動画】小池都知事「昨日までとは違う。人の流れを止めなければならない」(2021年1月8日) ◇ ◇
まったく異なるステージに入った
読売新聞:それでは小池知事の記者会見を始めます。知事、冒頭よろしくお願いいたします。 小池:定例記者会見、始めます。まずコロナウイルス対策であります。今日の午前0時でございますが、そこから都は緊急事態宣言下に入りました。そこで東京都はきのう、特措法に基づきまして緊急事態措置を決定いたしまして公表したところであります。きのうの重症者数ですが、121人。新規陽性者、2447人。共に最多を記録いたしております。そして専門家からは、実効性のある強い感染拡大防止策、直ちに行う必要がある、このような指摘があったところでございます。感染状況は、これまでとはまったく違うんだと、そこが私は今回一番大きなポイントであって、まったく異なるステージに入った、極めて深刻だということが今回の宣言下における一番の違いではないかと思います。これは最初のときの、いわゆる緊急事態宣言下と、この点はまた違うステージに入っているという認識が必要かと思います。
買い物、通院など必要な外出も短時間で
そこで、この危機的な状況を踏まえまして、1都3県で、ワンボイスで連携いたしまして、国、区市町村とも協力を図りながら、この難局を乗り越えていかなければなりません。そこで、そのためにまず人の流れを止めること、人と人との接触を抑えること、これが肝要であります。そこで都民、事業者、行政、一体となってこの点を、人の流れを止めるんだと、抑制するんだということを徹底していきたいと考えております。 そこで都民の皆さま方へのお願いとなります。最大限、外出を控えること。これを徹底してください。特に20時以降の外出はおやめください。買い物、通院など、必要な外出も短時間でお済ませください。不要不急の都、そして県境、これをまたぐ移動も自粛してください。そしてまた、もう今日は金曜日ですね。あしたから3日間、連休に入ります。3連休です。ぜひあらためてステイホーム、ステイホームでお願いをいたします。 事業者の皆さんへの呼び掛けでございます。テレワーク、あらためて強化、徹底をお願いいたします。緊急事態措置の期間、これをテレワーク緊急強化月間といたしまして、週3日・社員の6割以上の方をテレワークとしてください。また、出勤が必要となる、そういう職場でもローテーションでの勤務をしていただいたり、時差出勤を、組み合わせをして、全体として出勤者数の7割減、7割の削減をお願いいたします。 この強化月間では、先月からすでに開始をしておりますけれども、東京ルールを宣言した企業、東京ルール宣言企業への融資の優遇を充実いたします。さらに都が多摩地域の宿泊施設をテレワークのオフィスとして借り上げております。これを多くの方々に提供いたします。今月の20日からの利用となります。都庁におきまして、隗より始めよということでありますが、率先してこれまでも強力に人流の抑制に寄与する勤務体制を取ってまいりましたけれども、さらにそれを進めていくということで、こちら東京都でありますが、都庁職員でありますが、テレワークにつきましては事業者の皆さまに積極的なお願いをしているわけですから、都庁ではさらに率先をして、徹底をしているということであります。