大阪府・吉村知事が定例会見1月13日(全文1)テレワークなどで出勤者数7割減に
なんとか感染を抑える必要があると判断
1月の、先週の土曜日の段階で、この感染の状況でしたから、その後も600名を超えた、次は650名という数字になりました。これは、今の大阪の医療体制で見ると、このままいけば医療も崩壊してしまうという危機感と、感染が、あと右肩上がりで上りきって、もう増えきってしまうと対応もできなくなるというふうに考えましたので、僕としては緊急事態宣言をやっぱり発令して、そしてなんとかこの感染を抑える必要があるというふうに判断したわけです。ワクチンについても、3月末からということでもありますし、冬場は感染力が高いということなので、この一冬についてはむしろリスクのほうが大きく高いと、なんとかこの一冬を乗り越えなきゃいけないということで、その判断をしたというわけであります。 ですので、これは飲食店の皆さんや、この緊急事態宣言が出ることによって非常に大きなダメージを受ける皆さんもいらっしゃると、そこはもう重々承知していますが、この社会経済におけるダメージも最小限で抑えるためにも、今この場で感染拡大が伸びきってしまう前にやらなければならないと判断したところでもあります。ですので、ぜひこの緊急事態宣言における対応について、ご協力をお願いしたいと思います。 特に増えている傾向としては20代の方が、陽性者が増えています。20代の方、いや、自分は死亡率低いよね、重症化になりにくいよね、と思われている方多いと思います。確かにそういった側面は事実としてこのウイルスにはあります。
不要不急の外出自粛を
でも、一方でこれは高齢者の皆さんにとっては致死率10%を超える非常にリスクの高い、そういったウイルスでもあります。誰かにとって大切な人の命が失われる可能性が非常に高いと。それは20代、30代、若い皆さんの行動によって、無意識のうちに広まってくる、そういった傾向もあるということでありますので、その命を守るという観点からも、そして医療が逼迫して、医療が崩壊してしまうと、コロナ以外の病気で助かるはずの命も助からない可能性になってしまう、そういったことを防ぐ観点からも、この緊急事態宣言の措置へのご協力をよろしくお願いしたいと思います。 まず府民の皆さんへのお願いですけれども、2月7日までの間、不要不急の外出をお控えいただきたいと思います。特に20時以降の不要不急の外出については徹底をお願いしたいと思います。もちろんこれは移動も含まれますので、首都圏との往来、他府県との往来、これはどうしても仕事という方もいらっしゃると思います。テレワークをこのあとお願いしますという話をしますが、その中でもできるだけテレワークをすることをお願いしたいと思いますし、特にこの首都圏との往来、これについては強く注意をしてもらいたいと思います、お控えをいただきたいと思います。2月7日までです。25日間ですので、なんとかこの期間で感染を、今、ぐっと右肩に上がっていますが、これを抑え込むということをぜひやりたいと思います。次お願いします。 イベントについてです。同じ期間、2月7日までの間ですが、5000人以下、そして50%以下のどちらか少ないほうで、これはお願いしたいと思います。そして新年会であったり、あるいは賀詞交歓会であったり、新年のあいさつ回り、そのあとの飲食、宴会、どんちゃん騒ぎ、そういったことにつながる、そういったものについてはぜひ自粛をお願いしたいと思います。併せて、20時以降のイベントについてはお控えをいただきたいというふうに思います。 基本的にこのお願い事項につきましては、緊急事態宣言下でもあります。これは法律上、国が定める基本的対処方針というのがありまして、それに基づいて知事が実行していくということになります。ですので、対策の中身は基本的に今、感染がかなり拡大している首都圏と同じ内容をお願いするということになります。ちょっと戻ってもらって、次お願いします。