大阪府・吉村知事が定例会見8月4日(全文1)40代、50代のリスクは第4波以上に
重症化リスクの高い人とは
じゃあその重症化リスクの高い者というのは何を指すのかという、ここがたぶん非常に重要なポイントだと思うんです。ここが、やっぱりちょっと明確になっていないので、ここが明確にならないと、判断もしようがないというのが現状だと思います。例えば、分かりやすく言うと、これまででいう重症化リスクの高い者というのは、例えば65歳以上の人、基礎疾患がある人、そういった定義があります。それと同じ定義に当てはめたとしたら、例えば僕自身が、僕が重症化リスクが高い者にはならないわけです。基礎疾患もなくて、高齢者でもないということになると。 じゃあ僕自身がコロナにかかって酸素を必要とする、あるいは肺炎があるというようなとき、中等症になったというときに、これに当たるかどうかというと、当たらないということになるのかなというふうに思うんです。重症化リスクの高いものという定義が今までどおりであれば。でも普通に考えたら明らかに酸素マスクが必要な人とか、肺炎の症状が重たいような人については、これは基礎疾患あろうがなかろうが、65歳以下であろうが、やっぱり重症化リスクは高いので、普通に読んだら重症化リスクの高い者に入るのかなとも思うので、やっぱりここを突き詰めていくと、重症化リスクの高い者って何を指しているのかなという、ここを明確にする必要があるんじゃないかなというのが僕自身の考えだし、そこは現場の、たぶん、ほかのどの自治体も、われわれの保健所も管轄してやっていますけど、判断基準としてはそこ非常に難しいんじゃないですかね。重症化リスクの高い者というのを独自に判断してくださいという趣旨なのであれば、今までと何が違うのかなというふうに思いますし。病床を空けるためにやる政策なんだということであれば、今までと一緒だったら意味もないわけで。
やはり感染者総数を抑えるのが重要
だからちょっとそこは、この通知の中でも、まだ今後検討していくこととしていますというくだりもあるので、ちょっとまだ、さらに詳しくなるのかなというところもありますから、ちょっとそこは、今後の推移を見守っていきたいと思っています。 ただ、大阪府の今の対応としたら、中等症・軽症病床についても1700から2500に確保している。重症も580床確保している。ホテル療養も4000室確保して、6000人できるだけ確保したいという状況。今の陽性者の状況であれば、これは基準を変えることなく、運用を今もしています。これからもしていこうと思っています。ただ、これからしていこうというときに、感染者が激増したときにはいろんな判断をしていかなければならないとは思っています。だからそうならなようにするためにも、やはり感染者の総数を抑えていくということが重要だと思ってます。 ですので現状とすれば、大阪府の対応とすれば、ちょっと国からいろいろな通知も来てるわけですけども、今までどおりリスクの高い人はできるだけ早く入院してもらって、そしてそこで早く治療を受けてもらって、早く退院してもらう。それによってベッド空きますから、その回転をできるだけ早くしていくということによって結果的に病床も確保していくという方法を、今現在は取ってます。 時事通信:ありがとうございます。 司会:いいですか。そしたら次の質問をお願いします。どうぞ。読売新聞さん。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見8月4日 全文2に続く