KANEBO(カネボウ)の化粧水「スキン ハーモナイザー」が皮脂ケアの常識を覆したワケ
他にも保湿と抗炎症作用のあるローマカミツレ花エキスやアスナロ枝エキス、ユーカリ葉エキスなどの植物由来の成分も配合しています。
ー「スキン ハーモナイザー」が2層式になっているのはなぜでしょうか? 矢野: 肌悩みは複雑で、肌状態は人によって大きく異なります。乾燥肌寄りの皮脂であったり、テカリ肌寄りの皮脂であったり、肌質が大きく異なるなかで、塗布後にふわっと柔らかい感触や、みずみずしい感触を実感してもらうため、水とオイルの2層式になっています。
水層はさっぱりと軽い感触で、油層は柔らかさとリッチさを感じさせてくれます。一方で、オイルはベタつくから苦手だという声が多いという問題もありました。そこで水と油の比率を98対2とすることで、ベタつきを解消しました。水と油の比率はもちろんですが、べたつきにくく、軽やかなオイルを厳選して配合するなどオイルの質にもこだわっています。
また使用前にボトルを振っていただくことで、2層を乳化させるだけでなく、肌とのクッション材となる空気も取り込むことができるという利点もあります。 乾燥肌の人でも、脂性肌の人でも気持ちよく使ってもらえる、この2層のバランスはとても苦労したところです。
ー今後の展望があれば教えてください。 星野: 9月には「ターゲティング皮脂トラップ」技術を搭載した美容液も発売し、過去最高の予約数をいただくなど、技術への信頼や期待をいただいていると感じています。今後はこの技術を他のアイテムに展開することも視野に入れていますし、多くの方の希望を引き出す商品をお届けできればと思っています。 これまで量でしか語られなかった皮脂に、質という新たな着眼点を生み出した「スキンハーモナイザー」。これからの皮脂ケアを大きく変える商品として、今後もKANEBOブランドを注視していきたい。