倖田來未に聞くコロナ禍で感じる生ライブへの思い「エンタメを止めてはいけない」
大阪MUSIC LOVER -Road to 2025-に出演
20周年イヤーの締めくくりとして、誕生日である11月13日に、プライベートショットや今だから語れるエピソードを含めたフォトスタイルブック「WALK」を発売し、デビュー記念日の12月6日に自身初のオールタイムベスト「BEST~2000-2020~」をリリース。 「早いですね。気づいたら12月6日で21歳(笑)。デビューしたころは20年続けているとは想像できなかったです。山あり谷ありで、いろんな人に助けられてやってきた20年でした」と、ほほ笑んだ。 そして、22年目の始まりに「大阪MUSIC LOVER -Road to 2025-」のステージに立つ。地元関西で、アップデートした倖田がエンターテインメントで、癒しと元気を届ける。
「バラードを歌うのがより楽しくなってきました」
──倖田さんは12月18日に出演。名バラード「愛のうた」を披露されるとか。 倖田:そうなんです。2日目は同期であるAIもいるし、凄く楽しみです。大阪はいろんなことに挑戦しているイメージがあり、「音楽で元気にしよう」という企画を考えていただけるだけで、アーティスト側としては本当に嬉しいですし、賛同します。「愛のうた」を歌ってほしいというリクエストをいただいたんですが、私はバラードが大好きなんです。歳を重ねて、いい意味でいっぱい傷もできて声により味や深みも出てきたと思うので、バラードを歌うのがより楽しくなってきました。一生懸命、楽しんで歌いたいと思います。
お客さんが聴きたいものを入れて楽しんでいただけるセットリストにしたい
──セットリスト、楽しみです。 倖田:バラードメインでの構成を考えていましたが、ワンパッケージとして、楽しくて聴かせるところもあるミニマムなコンサートみたいにできたらいいなと今、考えています。皆さんはどの曲が好きなんだろうといろいろ見たりしますが、Spotifyは海外の方が多く聴いている、iTunesはビートの曲が人気、「好きな曲ランキング」は媒体によって違うので、全部を吸い上げて、その中でベストなものはどれか。お客さんが聴きたいものを入れて楽しんでいただけるセットリストにしたいという思いで毎回作っているので、「大阪MUSIC LOVER」も喜んでもらえるものを考えています。楽しみにしていてください。
コロナ禍のこれまでを、「ブラッシュアップできた2年でした」と振り返った倖田。「どんな環境でもやっていけるポテンシャルを持てたので、これからも面白いことができたらいいな」と目を輝かせた。 新たなスタートとなる大阪でのライブも、この先の「WALK」も、きっと楽しいものに違いない。