「大阪から世界へ」倖田來未がスペシャルライブ 純白ドレスに通天閣マッピングも
「大阪文化芸術フェス2019」でオリジナル公演
関西出身の倖田來未が11月7、8日、大阪の文化や芸術の魅力を世界に発信する「大阪文化芸術フェス2019」の一環として、オリジナル公演「KODA KUMI LIVE JAPONESQUE re(CUT)」を大阪市中央区のCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで行った。 【写真特集】倖田來未スペシャルライブ 衣装も「伝統と新しさの融合」で
大阪府からの熱烈なオファーを受けて実現
両日の4公演だけというスペシャルライブは大阪府からの熱烈なオファーを受けて実現したもの。開催記者会見で倖田は、「倖田來未の地盤を作ったのは私の中では大阪なのかなと思っています。大阪から世界に発信していくイベントに参加させて頂けるのはうれしい」と笑顔で話していた。 その意気込み通り、2013年に日本をテーマに作ったアリーナツアー「JAPONESQUE」を迫力をそのままにホールで再現するという前代未聞の試みに挑戦したライブはまるで吉原か新町の遊郭か、江戸時代にタイムスリップしたかのような舞台。その中を花魁スタイルの倖田太夫が「花魁道中」するという華やかな演出で幕を開けた。桜の舞い散る中で日本らしさたっぷりに「So Nice」「愛を止めないで」などを歌いあげた。
ドレスにプロジェクションマッピングという演出も
山口百恵さんの「さよならの向う側」のカヴァーでは、ステージいっぱいに広がる大きな純白のドレスにプロジェクションマッピング。この大阪文化芸術フェスだけの特別企画として大阪の街や通天閣も映し出した。合間に映し出される「桜」「古都」「花火」「浮世絵」「太鼓」……映像で表現される日本の美や文化に、外国人を含む観客から感嘆の声があがる。
「ONE TEAM」で激しく軽やかに
伝統文化から今へ。後半は、自身の誕生日の11月13日にリリースするニューアルバム「re(CORD)」のナンバーも。「GET NAKED」「DO ME」「k,」、さらに日本中を熱中させたラグビーワールドカップ2019 HANAZONO公式テーマソングの「Eh Yo」や同じく20周年目を迎える「GOLDFINGER '99」の原曲「Livin' la Vida Loca」を、倖田來未&ダンサーズでラグビーさながらの「ONE TEAM」で激しく軽やかに笑顔で魅せ、会場を沸かせた。古きよき日本と新しさが融合する倖田らしさあふれるエンターテインメント。