テニス=世界2位シフィオンテク、ドーピング違反で1カ月の出場停止
[28日 ロイター] - 国際テニス・インテグリティー・エージェンシー(ITIA)は28日、女子で世界ランキング2位のイガ・シフィオンテク(23、ポーランド)が禁止薬物違反による1カ月間の出場停止処分を受け入れたと発表した。 シフィオンテクは8月の抜き打ち検査で、禁止薬物に指定されている興奮剤トリメタジジンに陽性反応を示した。ただ、故意ではなく、以前から服用しているポーランドで製造された薬に含まれていたためだったという。 ITIAは声明で、シフィオンテクはすでに9月22日から10月4日まで暫定的な処分により3つの大会を欠場しており、処分の残り日数は8日間だと説明。また、検査直後に参加したシンシナティ・オープンでの賞金は没収されると述べた。 9月に行われたアジア開催の大会は個人的事情や疲労を理由に欠場していた。シフィオンテクはインスタグラムで「この2カ月半の間に厳しいITIAの審査を受け、その結果、私の潔白が証明された」とコメント。 「私のキャリアの中で唯一の陽性だった。今まで聞いたこともないような低濃度の禁止薬物が検出されたことで、私がこれまでの人生で懸命に努力してきたこと全てが疑われてしまった」とし、「今、全てがきちんと説明され、クリーンな状態で私は自分の一番好きなことに戻ることができる」と続けた。