「息子よ、その振る舞いは残念だ」楽天・辰己涼介の父親が苦言…「奇行」でオフシーズンの話題を独占も「いずれ痛い目に遭うでしょう」
表彰式で「やりたい放題」
「本人たちはご満悦でしょうが、表彰された選手は涼介だけではない。中には不快な思いをされた方もいるでしょう。名誉ある舞台に立てたことは素晴らしい。だが、その振る舞いは非常に残念でした」 【写真】辰己の隣に並ぶ山川穂高の、なんとも言えない微妙な表情… こう呆れるのは、楽天・辰己涼介外野手(27)の父親、浩三さんだ。 11月26日に行われたNPBアワーズ2024の表彰式。WBSCプレミア12を終えたばかりの辰己は「仮装3変化」を披露し、話題を独占した。 まずは最多安打の表彰。ちょんまげにはかま姿で登場し、「打者の賞なので『武者』とかけ、侍ジャパンもかかってます。今後もが『むしゃ』らに頑張っていきます」と話した。 NPB新記録となる外野手シーズン最多397刺殺の特別表彰では、英国の殺人鬼「切り裂きジャック」をモチーフにした仮装に早着替えして再び舞台へ。「ジャック・ザ・リッパーです。今後もたくさん『刺殺』をし、チームを救っていきたい」と述べた。 最後のベストナインの表彰では、甲冑姿で登場。「フリーでお話ください」と振られると、「プロに入ったときから将軍になりたいと思ってやってきた。武士の誉れを忘れずやっていきたい」と真顔で語った。 表彰式が辰己の独壇場となったことについて「メンタル強い」「やりたい放題」などの声があがった一方、「さすがに度が過ぎる」といった厳しい声も。浩三さんも眉をひそめた一人だ。
妻の入れ知恵
「関西人であり、もともとウケを狙うところがあります。一昨年は三井ゴールデン・グラブ賞授賞式にド派手な金色のジャケットを着用して出席。昨年はやはり三井ゴールデン・グラブ賞授賞式に全身真っ白のスーツで登場し、ポケットからウエディングドレスをまとった人形を取り出して『新婦の妻です』などと訳の分からないことを言っていました。 ここまでは許容できましたが、今回はさすがにやりすぎだと思います。もし涼介個人の表彰式であれば、許されるかもしれません。しかし、表彰されたのは涼介一人ではありません。同じように結果を残して出席した選手に対する礼儀、そして表彰してくださる方やスポンサーに対する礼儀も考えるべきでした。本人たちは話題になり、満足かもしれませんが、不快な思いをしている人がいることも忘れてはいけません」 辰己については「選手としては申し分ないが、人としてはどうなのか」という声が絶えない。プレミア12でも台湾との決勝戦前の円陣で『未来から来ました。答え言っていいですか? 優勝してます』『優勝おめでとう。さあ行こう』と声掛け。決勝前日に「もし台湾に負けたらピッチャーに転向する」と発言していたこともあり、台湾メディアから「台湾を見下している」などと顰蹙を買った。 「何事も自分さえよければいいということではありません。受け取るほうが問題だと指摘しているのであれば、耳を傾けなければいけないと思います。 今回の仮装の件は涼介自身にも問題がありますが、おそらく妻セリーナの入れ知恵でしょう。ずいぶん前から用意していたのだと思います」