大阪府・吉村知事が定例会見6月3日(全文2)ウイルスは確実に市中にいる
連携もこれから見直していくことになるのか
朝日新聞:そこの連携もこれから見直していくっていうことになるんですか。 吉村:というか今でも連携は取っていますので、それに対する例えばマスクの備蓄だとか消毒液の備蓄っていうふうに、今これは進めているところですから、そういった備蓄なんかもやりながら、当然これは避難所に保健師さんとか、あるいは専門職の方に来てもらうというスキームは出来上がっていますから、コロナ感染期においては特にそこは協力を密にするということになろうかと思います。 災害もやはり日本全国というより、どこかで起きている場合が非常に多いですから、その場合に大阪からいろんなところに今まで支援したということも、実績も非常に多くありますし、逆に支援を受けるということもありますから、そこは全国それぞれそういった支援の体制も整っているので、ある意味助け合いをしながらやっていくということになるんだろうとは思っています。 朝日新聞:ありがとうございます。 司会:次のご質問、お願いします。
東京アラート発動への受け止めを
産経新聞:すいません、産経新聞の井上です。他府県の話なんですけれども、東京アラートが発動されたことに関しての受け止めをお願いします。 吉村:やはり首都・東京で非常に人と人との接触も多いという中で、小池都知事が判断されたんだと思います。ウイルスがなくなっているわけではありませんし、そういった意味では東京に限らず第2の経済都市である大阪においてもいつ同じように感染がまた増えてくるかは当然想定しなきゃいけないし、それはわれわれとしてもその範囲で動いていると。その範囲というか、想定しながらやっていく必要があるだろうというふうにも考えています。 なんとか東京は首都ですから、感染症を抑えながら、一方でやはり東京の経済が死んでしまうと日本全体の経済が死んでしまう面もありますので、非常に難しいかじ取りです、小池都知事も。僕自身も非常に難しいかじ取りを今やっていますので、小池都知事の下でそういった、ウイルスを抑えるというのも首都圏で一番難しいエリアだと思いますが、なんとか進めてもらいたいなというふうに思っています。 産経新聞:もう1問お願いしたいんですが、無観客ライブの関係で産経新聞は歌手の矢井田瞳さんと共に、新型コロナと戦う人を応援する歌、「あなたのSTORY」というのを5月29日に発表しました。大阪府が今回ライブハウス支援として無観客ライブへの出演を矢井田さんにお願いしたのは、弊紙のそうした記事と関係があるんでしょうか。 吉村:矢井田さんについてもKANA-BOONさんについても、BURNOUT SYNDROMESさんについても、やはりこの大阪出身で、なんとかライブハウスから巣立っていったということで、自主的に応援したいという話があって実現したというふうに聞いています。なので、何か大阪府からお願い、懇願したというよりむしろ矢井田さんたちのほうから、これは自分たちで立ち直らせようよという思いで話があったというふうに聞いています。 だからそういう意味でも本当に、普通にやればすごい有名人の方なのでお金も掛かるだろうと思いますけど、そういうこともほぼなく、ちょっと僕は経済的なところは知りませんが、たぶんほぼなく、これをやっていただけるということなので、そういった意味ではある意味ライブハウス文化を厳しい状況だけど盛り上げようよと、そういう趣旨にご賛同いただいたんだろうというふうに思います。 御社の歌のやつは、ちょっと僕は詳しく分からないんですが経緯はそれぐらいなんですかね。ほかに何かあります? さっきの質問で、関連でいくと。