大阪市・松井市長が定例会見10月22日(全文2)府が担えば消防車来なくなるの?
府が消防を担うことの狙いは
朝日放送テレビ:ABCの安井です。同じく都構想の関連なんですけれども、特別区に移行することになった場合、大阪市が担っている消防が【****(音飛び) 00:32:55】ことになると思うんですけれども、あらためてこの狙いっていうのを教えてください。 松井:これは大阪府が消防を担う【****(音飛び) 00:33:05】、近隣の各市町村の消防と連携が取りやすくなります。大阪府っていうのは府域全体の基礎自治体の広域連携、広域行政をこれまでもずっと担ってきたわけです。担ってきた。だから大阪市で連携をするよりは、大阪府が市内の一番強い消防組織をまずは担うことで、周りの市町村、全体と一体化になって消防組織を、大阪消防庁という、そういう組織に育てていきたいということです。 朝日放送テレビ:今までも繰り返しご発言されてますけれども、東京消防庁のような組織を目指したいということを繰り返しおっしゃられていますけれども、あらためてその意図っていうのはどこにあるんでしょう。 松井:いや、それは、これだけ災害あるときに、東北の震災のときでも原発処理に行ったのは東京消防庁ですよ。これ、関西もそういう原発あるわけですよ、発電所は。これ、もう本当に絶対安全がないということが東北の震災でよく分かったわけです。これはやっぱり西と東で、そういう災害時に対応する消防力というのは強化が必要だと。これは大阪というより本来、日本でやるべきなんですけどね。その役割をわれわれ大阪で担っていこうと。近隣の各県の消防力を見ても、やっぱりこれは圧倒的に大阪市消防力の力というのは高いわけです。その消防力の力をまずは大阪府域全体に広げていく。そのことでやっぱり西日本のそういう危機事象に対応できる大阪消防庁というものをこれからつくるべきだというのが僕らの考え方です。
消防の権限がなくなるという批判をどう思う
朝日放送テレビ:府域で全体的に、府域全域で担うというのは将来的な話で、一時的というか、暫定的には今の大阪市域だけを府が担うということになると思うんですけれども。特別区に、言ったら消防の権限がなくなってしまうということを反対派の方は主張されたりしていますけれども、その点についてはどういうふうに。 松井:何度も言うけど、大阪府が担ったら地域の安全が守れないの? と。そこ、もう反対派の皆さん、特別区の権限がなくなると言うけど、大阪府が消防を担ったら消防車が来なくなるの? 今、大阪府警って大阪府が担ってるけど、特別区には交番もなければパトカーもなければ警察署もないんかね。なんで大阪府が担うことで特別区の皆さんが不利益になるかよく分かりません。より強い消防力になったほうがいいんじゃないの? 大阪全体で。ABCはどう思ってるの? いや、だからABCのそばにも、きちっと警察署あるよね。あれ大阪府が担ってるけど、治安を。なんで消防を大阪府が担うとそういう、不安になるかがよく分かりません。 朝日放送テレビ:ちょっと保健所【のところ 00:37:00】にも書いてあるんですけども、保健所も特別区が設置されるときに4カ所できることになると思うんですけれども、あらためてどういったところが今よりも良くなるのかということを教えてください。 松井:それは各区に、例えばコロナ対応も各区の保健所ができるほうがマンパワーも増えるわけですよ。保健師さんも看護師さんも。そのほうが圧倒的に地域の住民の皆さんの健康被害を抑えれるんじゃないの? 分かりやすく。人が増えるんだから。看護師も保健師も。相談体制も強化されるんじゃないの? 当たり前の話です。