防府読売マラソン「勝負所での駆け引きが一番の見どころ」…日本陸連強化委・高岡寿成シニアディレクター
第55回防府読売マラソン大会は12月1日、山口県防府市で行われる。午前10時40分にキリンレモンスタジアムソルトアリーナ防府前をスタート。男子は来年9月の世界選手権東京大会の代表選考会を兼ねている。女子は初めて招待選手が参加する。 【地図】防府読売マラソンコース
日本陸連強化委員会の高岡寿成シニアディレクター(中長距離・マラソン担当)にレースの見どころなどを聞いた。
男子は防府をよく知っている招待選手が多く、勝負所を過去に走って分かっている。そういった選手がどのような駆け引きをして勝負がつくか、一番の見どころだと思う。競り合うことで2002年に作られた大会記録(2時間8分16秒)を更新できる可能性は非常に高い。
今大会の男子は、来年に東京で開かれる世界選手権の代表選考会の一つ。防府に出場するということは、世界選手権を意識しているはずだ。参加標準記録の2時間6分30秒を視野に入れてレースをしてくれることを大いに期待したい。
初めて招待された女子選手も、非常にいいメンバーがそろった。防府のいいところは、男女が一緒にスタートする点。女子選手が男子選手の力も借りて記録の更新ができれば、女子全体のレベルアップにもつながる。
▽主催 中国陸協、山口陸協、山口県、山口県スポ協、防府市、読売新聞社、KRY山口放送▽後援 日本陸連、防府市スポ協、報知新聞社、防府市教委▽主管 山口陸協、防府市陸協▽協賛 セイコーグループ、マツダ、ダイドードリンコ