もっと取りたい「体にいい炭水化物」、体重減少も 実は白米のご飯も冷ますだけで大変身!
摂取のヒント
難消化性でんぷんを含む栄養補助食品(ポテトフレークなど)は、市場に多く出回るようになってきている。一部の研究では、こうした製品が腸の健康に有益である可能性が示唆されている。 しかし、パターソン氏は、まずは通常の食品で摂取することを勧めている。「摂取量を増やすのが難しいと感じた場合に、栄養補助食品で補うとよいでしょう」 難消化性でんぷんの摂取量を増やす際には、ゆっくりと少しずつ進めてほしいと、コリングウッド氏は言う。「急激に増やすと、ガスが溜まったり、膨満感を引き起こしたりする可能性があります」 徐々に摂取量を増やせば、大半の人は難消化性でんぷんをうまく取り入れることができる。試してみる価値はあると、専門家は言う。なぜなら、これは腸内および体全体の健康を向上させる優れた方法だからだ。ただし、体にいいと言っても、もちろん取り過ぎは逆効果だ。 難消化性でんぷんは、「一部の人たちがジャガイモやパスタのような炭水化物に抱いている悪いイメージを覆すのに役立つでしょう」と、バジリアン氏は言う。「腸を健康に保てれば、その他のあらゆることがよりよく機能する傾向にあります」
文=Stacey Colino/訳=北村京子