【MLB】打撃好調のレッドソックス・オニールとノーヒッター達成のパドレス・シースが週間MVPに選出
日本時間7月30日、2024年シーズン18週目の週間MVPが発表され、ア・リーグは打撃好調だったタイラー・オニール(レッドソックス)、ナ・リーグは球団史上2度目のノーヒッターを達成したディラン・シース(パドレス)が選出された。オニールはカージナルス時代の2021年9月以来2度目の受賞であり、レッドソックスからの選出は昨年9月のラファエル・デバース以来。一方のシースはキャリア初の週間MVPとなり、パドレスからの選出は今年5月のルイス・アライズ以来、パドレスの投手では2022年9月のダルビッシュ有以来となった。 現在29歳のオニールは5試合に出場して打率.429(21打数9安打)、4本塁打、8打点、OPS1.578の好成績をマーク。長打(7)はメジャー1位タイ、長打率(1.143)と塁打(24)はリーグ1位、本塁打と打点はリーグ1位タイ、OPSはリーグ3位にランクインした。日本時間7月24日のロッキーズ戦でキャリア9度目、同28日のヤンキース戦でキャリア10度目のマルチ本塁打を記録。今季5度のマルチ本塁打はメジャー最多となっている。なお、レッドソックスは週間MVPの表彰が開始されてから通算144度目の受賞となり、143度で並んでいたヤンキースを上回ってメジャー単独トップに躍り出た。 現在28歳のシースは日本時間7月26日のナショナルズ戦でノーヒッターを達成。9回114球を投げ、被安打0、奪三振9、与四球3、失点0という素晴らしいピッチングだった。パドレスでノーヒッターを達成した投手は、2021年4月のジョー・マスグローブに次いで2人目。シースはホワイトソックス時代の2022年9月に9回二死までノーヒッターを継続したことがあるが、そのときは現同僚のアライズに打たれ、快挙達成を逃していた。なお、今季週間MVPを受賞した投手は、4月にノーヒッターを達成して週間MVPに輝いたロネル・ブランコ(アストロズ)に次いで2人目である。