【MLB】ドジャースが三角トレード敢行 エドマン、コペックら3選手獲得 フェディとファムはカージナルスへ
日本時間7月30日、トレード・デッドラインが翌日に迫るなか、ドジャース、カージナルス、ホワイトソックスのあいだで三角トレードが成立した。ドジャースはホワイトソックスからマイケル・コペック、カージナルスからトミー・エドマンとオリバー・ゴンザレスを獲得。カージナルスはホワイトソックスからエリック・フェディとトミー・ファムを手に入れ、ドジャースから後日指名選手1名または金銭を受け取ることになった。ホワイトソックスはドジャースからミゲル・バルガスら3選手と後日指名選手1名または金銭を獲得した。 ドジャースが獲得したコペックは28歳の右腕。かつてはトップ・プロスペクトとして期待された剛腕だが、先発投手としては大成できず、今季はリリーフに転向し、ここまで43試合に登板して2勝8敗9セーブ、1ホールド、防御率4.74を記録している。 エドマンはWBC韓国代表としてプレーしたことでも知られる29歳の内野手。今季は右手首の故障で開幕から戦列を離れており、まだメジャーでプレーしていない。昨季は137試合に出場し、打率.248、13本塁打、47打点、27盗塁、OPS.706を記録した。 ゴンザレスは17歳の右腕。パナマ出身で今年2月にカージナルスと契約したばかりの選手である。今季はドミニカ共和国のサマーリーグでプレーしており、7試合(うち4先発)に登板して2勝0敗、防御率4.22を記録している。 コペック、エドマンともFAになるのは2025年シーズン終了後であり、ドジャースは今季だけでなく、来季も見据えた補強を実現させた。コペックはブルペンの一角を担い、エドマンは遊撃を中心に内外野を守るユーティリティとして起用されることになるだろう。 カージナルスは今季7勝を挙げているフェディを獲得し、先発ローテーションの強化を実現。また、レギュラーの外野手が左打者ばかりのため、右打ちの外野手として実績十分のファムを呼び戻した。エドマン放出という犠牲を伴ったものの、補強ポイントに合致したトレードとなった。 ホワイトソックスは好打の若手であるバルガスのほか、米公式サイト「MLB.com」の球団別プロスペクト・ランキングでドジャースの17位にランクインしていたジェラル・ペレス、同23位のアレクサンダー・アルバータスを獲得。フェディ、ファム、コペックの3選手を放出し、チームの将来を担う若手を手に入れた。