米AEWで活躍中の白川未奈だが…

　日米のプロレス界で活躍中の「スターダム」白川未奈が、極度の人間不信に陥っている。23日（日本時間24日）の米AEWのPPV「Full　Gear」（ニュージャージー）では、盟友のAEW世界女子王者マライア・メイに裏切られ、絶望の淵に突き落とされた。一夜明け、衝撃写真を公開するとともに心境を明かした白川は、日本の仲間である「イーネクサスヴィー（EXV）」のメンバーにも疑惑の目を向けた。 【写真】白川未奈が公開した〝顔面変形〟画像 　米国から電話取材に応じた白川は憔悴しきっていた。「トニーを裏切ったマライアに対して心から信じている自分と、もしかしたら私にも同じことをするのかなっていう両方の思いがあった。でもその疑いが昨日、一気に確信に変わってメンタルが崩壊。気がついたら突き飛ばしてた。それだけ彼女のことが大事だったんです」 　スターダム参戦時に白川とタッグを組んでいたマライアは、AEWに移籍すると〝悪女〟に豹変。最愛のパートナーだったトニー・ストームを裏切り、8月の英国大会で世界王座を初戴冠した。 　白川は相棒の変わり果てた姿に戸惑いながらも、前夜のPPVで開催された2人の祝賀会「シャンパン・チャンピオンシップ・セレブレーション」を楽しみにしていた。 　ところが…。乾杯後、不測の事態が起きた。ダンスに夢中になっていた白川は、シャンパンボトルを持ったマライアに襲われた。ボトル攻撃はかわしたものの、顔面にツバをかけられ錯乱状態に。スピアーでステージ下のテーブルにマライアを叩きつけたのだ。 　ただし代償は大きかった。スピアーを仕掛けた際に、テーブルに額を強打。本紙に送ってきた写真には、左目の上に大きなコブができた白川の姿があった。口の中は血まみれになったという。 　身体的ダメージ以上に、親友の裏切り行為に遭ったショックは大きい。「今回米国に来た目的はマライアをお祝いしたかったのと、ローズゴールドでたくさん試合をして、今はまだAEWにない女子のタッグベルトをつくらせるところまで、こぎつけたかったから。でもそれも全部できない…今は放心状態です」 　裏切った張本人は自身のXに「I　want　Mina（私は未奈がほしい）」と投稿。これを見た白川は「マライアの本音がわかんない。マライアがシャンパンボトルを持った時の映像を見たら、ものすごい怖い顔をしてた。このwantも『私を壊すためにほしい』とか違う意味なんじゃないかなって」と不信感を募らせている。 　さらに「昨日はボロボロでホテルに着いた。米国で困ったこととかあるといつもマライアが助けてくれて、一緒にご飯を食べたり撮影もしてたのに。もう誰も信じられない…」とつぶやき「私を裏切ったことをマライアは必ず後悔する…」と声を震わせた。 〝マライアショック〟の影響で、日本のEXVメンバーにも疑心暗鬼になっている。「マライアに裏切られて舞華の気持ちもわからなくなった。舞華は信じていいよね…？」と自らに問いかけた。 　EXVは今年1月に舞華と結成。ジーナ、月山和香、HANAKO、梨杏と世界進出を目指してきたが、ユニットにも亀裂が生まれそうだ。失意のどん底に陥った白川が、再び立ち上がる日は来るのか。