加齢で筋肉の減少する「サルコペニア」の予防策を医師が解説。ポイントは朝食とタンパク質。特に高齢者が多くとるべき食材とは
◆朝食のタンパク質摂取量の割合と筋肉量 人を対象とした研究も行われています。 たとえば、2021年に日本で行われた研究では、上図のように、全体の食事に占める朝食のタンパク質の割合が多いほど、筋肉量や筋力が高いことが知られています。 つまり、朝食をしっかりとることに加えて、可能であれば、朝食で多めにタンパク質をとることが大切です。 ぜひ毎朝、規則正しく起床して、日光を浴び、卵や豆腐(可能なら肉、魚)などの良質のタンパク質をふくんだ朝食をとるようにしましょう。 こうした生活習慣が、しっかりとした筋肉をつくるのです。 ※本稿は、『百歳まで歩ける人の習慣 脚力と血管力を強くする』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。
伊賀瀬道也